dカード・dカード GOLD(ゴールド)を契約している方の中には、解約を考えているという方もいるかもしれません。
「dカード・dカード GOLDを解約する際に違約金は発生するか?」、「いつ解約すれば年会費が無駄にならないか?」で検索して当ブログにくる方もいます。
たしかに公式ホームページには解約に関して詳しい情報がほとんどありません。
今回は、dカードゴールドデスクで確認したdカード・dカード GOLDの解約方法や解約時の注意点、解約すると受けられなくなる特典についてまとめます。
dカード・dカード GOLDはドコモユーザー以外も契約可
まず、大前提なのですが、dカード・dカード GOLDは、ドコモの回線を持っていなくても契約ができます。dカードはドコモユーザーしか持てないという誤解があるようですが、dカード・dカード GOLDは誰でも申し込み可能なクレジットカードです。
つまり、キャリアがauであってもソフトバンクであってもそれ以外でも、dカード・dカード GOLDを持つことができます。
ドコモからキャリア変更することになったとしても、dカードを必ず解約しないといけないわけではありません。
解約方法
dカード・dカード GOLDの解約方法は、2通りあります。
①電話(本人が電話できる場合)
②書面(本人が電話できない場合)
なお、ドコモショップで解約手続きをすることはできません。
電話での解約
本人が電話をできる場合は、電話にて解約手続きが可能です。
その場合は、電話をして本人確認をすることで、即日解約になります。
書面での解約
本人が電話をできない場合は、書面にて解約手続きをすることができます。
書面を送ってもらい返送しての手続きで、解約までに約3週間かかります。カードは同封して返送する必要はなく、解約書類を返送した後に自身ではさみを入れて破棄します。
違約金は発生するか
dカード・dカード GOLD解約にあたり、違約金は発生しません。
dカード GOLDからdカードへの切り替え
現在dカード GOLDを持っているがdカードに変更したいという場合は、解約して新規作成でなく切り替えという手続きができます。
dカード GOLD からdカードへの切替は、書面でのみ受け付けているそうです。
切替申込書という書類を送ってもらい、必要事項を記入して返送します。
dカード GOLD からdカードへのダウングレードの場合でも審査があり、改めて勤務先や年収を記載します。また、クレジットカード番号等が変更になります。
dカード GOLD からdカードへの切替日がdカードの加入日となります。dカードは入会(切替)した初年度は年会費無料です。2年目以降は、年会費1,250円(前年度に1度でもショッピング利用があれば、年会費無料)が発生します。
dカードからdカード GOLDへのアップグレード
なお、dカードからdカード GOLDへのアップグレードは、ドコモショップもしくはインターネットで手続きできます。この場合も解約・新規の申し込みではなく、切り替え契約になります。
アップグレードにも所定の審査があります。また、クレジットカード番号等が変更になります。
解約後のdポイント
dカード・dカード GOLDを解約したとしても、dポイントクラブを退会しない限りdポイントは有効期限まで消滅することはありません。
dポイントクラブは、ドコモの回線を持っていなくても誰でも加入できる入会金・年会費無料のポイントプログラムです。ですので、ドコモからキャリア変更する場合でもdポイントクラブに加入したままで問題ありません。
解約後のdカードサイトの利用
解約後にはdカードサイトの利用ができなくなります。
つまり、解約後に過去の利用明細をサイトから確認することはできません。
過去の利用明細などの必要な情報は、保存や印刷しておく必要があります。
解約後の支払い
解約後に支払いが残っている場合、利用明細は郵送で届きます。
この場合の紙の利用明細の発行手数料は無料です。
ただし、もともと紙の明細を発行手数料50円(税抜)を支払って発行していた場合は、解約後の利用明細も50円(税抜)と有料です。
また、解約後に支払いが残っている場合は、金融機関から直接引き落とされます。
解約する際の年会費
dカードもしくはdカード GOLDを解約したいという時は、いつ解約すれば翌年度の年会費が発生しないかは大きなポイントです。
これは、加入日によって変わってきます。
例えば、1月1日~15日がカードの加入日である場合、翌年1月15日までに解約すれば翌年度の年会費は発生しません(1年の基準となる締め日は1月15日であるため)。1月16日~31日がカードの加入日である場合、翌年2月15日までに解約すれば翌年度の年会費は発生しません(1年の基準となる締め日は2月15日となるため)。
ただし、上記の日にちを1日でも過ぎると翌年度の年会費が徴求されてしまいます。
解約日の管理をきちんとできる場合は、翌年度の年会費が発生するぎりぎりまでカードを契約して特典を利用したほうがお得ですね。その場合は、コールセンターに確認するなどして自身の翌年度の年会費の発生日、いつまでに解約すればよいかを把握しておきましょう。
「解約を忘れてしまいそう」という方にはこの方法はおすすめできません。
年会費の引き落としの詳しい内容は、別の記事にまとめてあります。
その他の注意点
dカード・dカード GOLDを解約する際に注意しなければいけないその他の点をまとめます。
解約すると受けられなくなるサービス
dカード、dカード GOLDにはそれぞれ次のようなサービスがあります。
dカードの特典
- dカード特約店で+1.5〜10.5倍のポイントを付与
- dカードケータイ補償(最大1万円)
- お買物あんしん保険(年間100万円。支払方法には条件あり)
dカード GOLDの特典
- ケータイ・ドコモ光料金支払いによる10%ポイント還元(1,000円につき100ポイント)
- dカードケータイ補償(最大10万円)
- 国内・ハワイの主要空港ラウンジが無料
- 海外旅行保険(自動付帯。利用付帯で補償が傷害死亡1億円に)
- 国内旅行保険(利用付帯)
- 家族カードの1枚目が年会費無料(2年目以降も)
- ETCカードの発行手数料・年会費無料(家族会員も発行手数料・年会費無料で1人1枚発行可)
- dカード特約店で+1.5〜10.5倍のポイントを付与
- 年間ご利用額特典(入会2年目以降に前年の年間利用額累計が100万円以上)
- お買物あんしん保険(年間300万円)
解約する際は、これらのサービスが受けられなくなることを理解してからの手続きが必要です。
先日、dカード GOLDのケータイ補償で、約10万円のスマホに無料で機種変更できました。
海外旅行保険は、家族会員以外の家族も補償対象です。
家族カードも解約される
本人カードを解約すると、当然ではありますが家族カードもすべて解約となります。
ETCカードも解約される
本人カードを解約すると、ETCカードも解約になります。家族会員が発行しているETCカードも解約されるので、家族会員がETCカードを利用していないか確認が必要です。
iDも解約される
dカード・dカード GOLDを解約すると、カードについている電子マネーiDも同時に解約されます。
おサイフケータイでiDを利用している場合は、カードの解約前にカード情報の削除が必要です。
(参考:dカード 退会のお手続き)
再度契約する場合は再審査。年会費も再支払い
dカード・dカード GOLDを解約後にやはりもう一度作成したいとなった場合は、再度審査が必要になります。
仮に年会費を払った直後に解約してまたすぐに作り直したとしても、再申請後は新たに加入日が設定されるので再度年会費を支払うことになります。
公共料金等の引き落とし設定
これはdカード・dカード GOLDに限ったことではありませんが、公共料金などの引き落としの設定をしている場合は、他の支払い方法に変更する必要があります。
年1回など、支払いが少ないものは忘れがちです。例えば、何かの年会費、NHKの受信料(年1回払い)、年払い保険料などは大丈夫ですか?何を設定したか忘れてしまった方は過去1年分くらいの利用明細をざっと見直すと安心です。
まとめ
dカード・dカード GOLDの解約は、電話(本人が電話できる場合)か書面(本人が電話できない場合)でできます。
解約にあたり違約金は発生しません。
翌年度の年会費の発生日を把握して、発生するぎりぎりまで契約を続けるのがお得です。
dカード GOLDを解約する場合は、ケータイ・ドコモ光料金の10%ポイント還元、dカードケータイ補償(最大10万円)、海外旅行保険などの特典が受けられなくなります。
わが家の場合は、dカード GOLDを作ったことで年会費を差し引いても7,200円分のプラスになりました。
解約せずに契約していたほうがポイントがたまってお得な場合もあるので、自身の利用状況と照らし合わせて解約は慎重に考えてみてください。