パナソニック洗濯機『泡洗浄』NA-FA70H3を購入!泡立たない?気になる洗浄力などを写真つきでレビュー。

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パナソニック洗濯機『泡洗浄』レビュー家電
(本ページの情報は執筆当時のものです。最新の情報とは異なる場合があります)

先日、引越しをした際に洗濯機を新しく購入することにしました。

家電量販店でおすすめを聞いたところ、パナソニックの『泡洗浄』か日立の『ビートウォッシュ』が人気とのこと。3店ほど家電量販店をめぐりましたが、どのお店でもその2機種をおすすめされました。

何度も家電量販店に通って店員さんの意見を聞いて検討した結果、パナソニックの『泡洗浄』を購入しました

「ほんとに泡立つの?」、「洗浄力は?」といった疑問に答えるべく、『泡洗浄』の使用感を写真つきでレビューしてみます。

パナソニック『泡洗浄』の概要

わが家(夫婦2人)は7kgの洗濯機を探していました。

そもそもドラム式、縦型とある中でなぜ縦型を選択したのか、2人なのになぜ大きめの7kgかなど語ると長くなるので、別の記事にまとめたいと思います。(ざっくりいうとドラム式は価格が高い&乾燥機能は不要いうことで縦型を選択、雨の日は洗濯をせずに洗濯物をためたいので大は小を兼ねるで7kgといったところです。)

今回は洗濯機を選んだ理由はざっくりと説明して、「『泡洗浄』の使用感ってどうなの?」と思っている方向けに主にレビューを書きます。

2017年4月に7kgのNA-FA70H3のホワイトを購入しました。

パナソニック洗濯機『泡洗浄』

出典:パナソニック インバーター全自動洗濯機 NA-FA70H3

2016年6月5日に発売された機種です(発売時期はカタログには載っていません。パナソニックの相談窓口が教えてくれました)。

泡洗浄

そもそもこれらの機種が通称で『泡洗浄』と呼ばれることがあるのは、『即効泡洗浄』という機能がついているからとのことです。日立『ビートウォッシュ』は家電に詳しくない私でも「聞いたことある」と思ったのですが、『泡洗浄』という名称は家電量販店の店員さんに聞いて初めて知ったくらいですが・・・。

先に洗剤を投入口に入れて、まずは洗剤と水を混ぜて泡立てて、泡水を洗濯物にふりかけるというのが『即効泡洗浄』の大きな特徴のようです。初めから泡の力を最大限利用して汚れを落とそうということです。

家電量販店の説明では、「食器などを洗う時にもまずはスポンジで洗剤を泡立てますよね?同じようにまずはガーっと泡立てて、洗濯物に泡水をかけることで汚れが落ちやすくなるんです」ということでした。説明としては「なるほどー」と思いましたが、日立『ビートウォッシュ』のしっかり洗う感じと比較してしまい、「泡で洗うってそんなに効くのかなー」と多少懐疑的でした。

実際に使用してみた感想は、使用感の章で後述します。

洗濯時間

おまかせコースの定格洗濯時は36分です。これまで60分弱かかる洗濯機を利用していた私にとってはかなり短い印象ですが、最近の洗濯機はどれもこのくらいの水準のようです。

自分でコースを組んで洗濯時間は調整できます。

省エネ

おまかせコースだとエコナビがついてきて、水温を検知して水温が高いときは洗濯時間を短縮してくれます。賢いです。

洗剤ケース

洗剤ケースは奥についていて引っ張り出すタイプです。左から「粉末洗剤」、「液体洗剤」、「柔軟剤」と3つの投入口があります。柔軟剤は初めに投入すると、最終のすすぎの時に自動投入してくれます。

糸くずフィルター

糸くずフィルターは大きめサイズが2つついています。

取り外しも簡単です。500mlペットボトルと並べるとこのくらいの大きさ。

これまでの洗濯機ではネットを使っていたので、お掃除が簡単そうなこのフィルターは嬉しいです。

使用後にどのくらいの糸くずがたまったかは使用感の章で後述します。

『泡洗浄』に決めた理由

パナソニックの『泡洗浄』と日立の『ビートウォッシュ』とどちらを買うか迷って、最終的にパナソニックの『泡洗浄』に決めた理由をざっくり紹介します。詳しい商品比較は別の記事でアップ予定です。

大きさ

わが家の場合、大きさが決定打になりました。近いうちに引越す予定で、新しい住居の防水フロアーの内寸がおおよそ幅600mm×奥行600mmです。

『泡洗浄』と『ビートウォッシュ』の大きさは次のとおりで、『ビートウォッシュ』では入らないだろうという結論に至りました。

『泡洗浄』(NA-FA70H3):幅564mm×奥行573mm×高さ1,021mm

『ビートウォッシュ』(BW-V70A):幅608mm×奥行610mm×高さ1,000mm

同じ7kgでの比較です。

厳密にいうと『ビートウォッシュ』は足がついているので、足の部分で測るともう少し小さいのですが、まだ新居に入居できておらず正確な防水フロアーの大きさが測れないこともあり、確実に防水フロアーに入る『泡洗浄』を選びました。

どちらでも入ったとしても、よりスリムなほうが狭い場所では圧迫感もないだろうとも思いました。

小さめの家だと防水フロアーは、わが家と同じく幅600mm×奥行600mmという最低限(?)の大きさの家もあるかと思います。

『泡洗浄』と『ビートウォッシュ』の大きさの違いは、洗濯機を目の前にするとはっきりします。2台並んでいると、「『ビートウォッシュ』は少しごついな」という感じです。それもそのはずというか『ビートウォッシュ』の場合は、7kgと8kgが外枠が同じなんです(『泡洗浄』は8kgと9kgの外枠が同じ)。

購入する際は防水フロアーや蛇口の位置はもちろんですが、搬入経路が狭くて運べないなんていう残念もありえます。搬入経路の幅もしっかり測ってから購入することをおすすめします。

服の傷みを抑えたい

大きさが決定打ではあるものの、性能面でも『泡洗浄』のほうがより希望に近かったということも納得して購入できた理由です。

性能について家電量販店の店員さんに教えてもらった情報で印象に残ったのがこちら。

泥汚れなどをしっかり落としたい場合は『ビートウォッシュ』、子供のいる家庭におすすめ

服の傷みを抑えて洗いたい場合は『泡洗浄』、皮脂汚れの洗濯におすすめ

たぶん日立の担当者に聞けば「いえいえ、『ビートウォッシュ』も服は傷みませんよ」と言うかもしれないし、パナソニックの担当者に聞けば「いえいえ、『泡洗浄』も泥汚れもしっかり落とします」と言うかもしれないのですが、素人の私には店員さんの説明がとても参考になりました。

家電量販店を3店舗回ってもだいたい同じ説明でした。特に『ビートウォッシュ』のほうがしっかり洗える分、多少服の傷みは早いかもしれないとの意見は一致していました。(パナソニックや日立のハッピを着ていない店員さんに聞きました)

わが家は大人2人分だけの洗濯で、泥汚れや激しい汚れが付くことはめったにありません。ごしごししっかり洗わなくてもよく、どちらかというと服の傷みを抑えることを優先したかったので、その点でも『泡洗浄』がしっくりきました。

自動槽洗浄

さらに家電量販店で教えてもらったのは、「電気代は大きな差はない、水道代で差が出るから使う水量はチェックして選んだほうがいい」ということでした。

通常の洗濯で使う水量は『泡洗浄』92L、『ビートウォッシュ』90Lなので、「水量では『ビートウォッシュ』が有利か・・・」と思った時に店員さんに指摘されたのが、自動槽洗浄の機能で利用する水。

黒カビなどを抑えるためには自動槽洗浄は頻繁に使いたいものです。

『ビートウォッシュ』の自動槽洗浄は新しい水を使うというのは覚えておいてくださいね」と店員さんに言われて、自動槽洗浄について比較したところ次のようになりました。

自動槽洗浄
 『泡洗浄』『ビートウォッシュ』
利用する水すすぎ水新しい水(9L)
洗濯時間 約1分長くなる 約5分長くなる
1回あたりのコスト約0.1円約2.3円
メリットすすぎ水を使うので、水道代を節約できるきれいなたっぷりの水で洗濯槽を洗浄できる
デメリットすすぎ水なので完全にきれいな水で洗浄できない 水道代が高くなる
洗濯時間が長くなる
参考:パナソニック タテ型洗濯機 特長 自動槽洗浄日立 全自動洗濯機 特長 自動おそうじ

できればきれいな水で洗いたいのはもちろんですが、『ビートウォッシュ』は追加で9Lの新しい水を使うと聞くと若干気が引けてしまいます。

通常の洗濯で使う水量は『泡洗浄』92L、『ビートウォッシュ』90Lと『ビートウォッシュ』のほうが少ないのですが、自動槽洗浄を毎回するとなると『ビートウォッシュ』のほうが利用する水量が多くなります。『ビートウォッシュ』で5日に1回だけ自動槽洗浄をするとすれば利用する水量は同じくらいでしょうか。

『泡洗浄』では自動槽洗浄にすすぎ水を使うものの、おまかせコースの場合は2回目のすすぎ水を利用するので私はそこまで気にならないと思いました。どちらかというと自動槽洗浄を毎回したいという希望です。

見た目の印象

『泡洗浄』が早速届いて無事に設置できたので、まずは見た目の印象から主観を。

(今住んでいる家が古い&薄暗すぎて、見た目のよさが伝わりにくい写真ですみません・・・)

デザイン

デザインはすっきりしていて好みです。

迷って買わなかった『ビートウォッシュ』は少し大きいこともあるのか、家電量販店で見た時はややごつい印象でした。

色はホワイトとピンクがありましたが、ホワイトを選びました。

シンプルな色が好きなのでホワイトにしましたが、ピンクも胴体部分はホワイトで上部のフタなどがピンクという自然な色合いです。いやらしくないスモーキーなピンクだったので、こちらも人気はありそうです。

操作パネル

特徴的なのは、操作パネルが奥についていること。斜めについているので位置的にとても見やすいです。

操作パネルが奥にあることで、洗濯槽までの距離が短いというメリットがあります。私は身長が160cmなので、操作パネルが前にあってもそこまで大差ないのですが、背が小さい方には洗濯槽までの距離が短いほうがより便利でしょう。

また、小さい子供が手を伸ばして操作パネルを触ってしまう危険もやや少なくなりそうです。

おまかせコースの場合は、電源「入」⇒「スタート」だけで完了の簡単操作ですし、主要なボタンの配置もわかりやすく操作性は問題なしです。

洗濯工程

早速『泡洗浄』を使って洗濯をしてみました。まずは、おまかせコースを試します。

①洗濯物を入れる

今回は洗濯槽の8割くらい入れてみました。

②電源を入れる

電源ボタンは右上にあります。

③自動槽洗浄ボタンをオン(自動槽洗浄が不要な場合はオフのまま)

写真真ん中あたりの「自動槽洗浄」ボタンを押すと、写真のようにランプが点灯します。

自動槽洗浄は一度オンにすると次回電源を入れた際もオンのままです。

④「スタート」ボタンを押す

右下が「スタート」ボタンです。

⑤洗濯物の量から、必要な洗剤量・水量・所要時間が順に表示されます。

まずは洗剤量が10秒間表示されます。10秒経つと自動的に水量の表示に切り替わります。洗剤量は再度表示することはできないので、見過ごさないようにしましょう。

今回は「0.6杯」と表示されています。

水量の表示に自動的に切り替わりました。水量は5秒間表示されます。水量は見落としてしまっても、後で水量ボタンを押すと表示できます。

今回は「38L」と表示されています。

水量の次は洗濯時間(残り時間)の表示に自動的に切り替わります。今回は「39分」です。この残り時間は洗濯中もずっと表示されていています。

⑥洗剤、柔軟剤を入れる

洗剤ケースに先ほど表示された必要な洗剤量、水量を参考に洗剤や柔軟剤を投入します。

洗剤ケースは奥についていて引っ張り出すタイプです。左から「粉末洗剤」、「液体洗剤」、「柔軟剤」と3つの投入口があります。柔軟剤は初めに投入すると、最終のすすぎの時に自動投入してくれます。

⑦フタを閉める

フタを閉めるとロックされて洗濯が開始されます。

使用感

『泡洗浄』を使ってみて感じたことをまとめてみます。

買ったばかりなので気になって、全自動洗濯機だというのに洗濯機に張り付いてずっと様子を見てしまいます(笑)

泡洗浄

まず、一番気になる即効泡洗浄の機能についてです。

カタログの写真のようにいかにもアワアワした泡が出てくるのかと思いきや・・・出てくる水自体は泡立っているようには見えないです。。

たまっていく水は調子がいい時はやや泡立ちます

この写真の時は調子がいいほうで、悪い時は見た目には泡立っているようには見えないこともあります。

カタログの注意書きには、「泡立ち具合は、衣類の量や汚れの程度、洗剤、水道水圧によって異なりますが、洗浄力は変わりません」とあります。

私は液体洗剤を使っているので、粉末より泡立ちにくいのかもしれません。それと、水温がとても低かったのも原因かもしれません。

泡洗浄の泡水が見たかったので少しがっかり。ただし、泡立っていれば落ちるのかも疑問ですし泡立ちすぎてすすぎで泡が取れないのも困ります。洗浄力に問題は感じないのでよしとしました。

洗浄力

洗浄力が一番大事かもしれませんが、今のところ私は満足です。

これまでの洗濯機では汚れがある洗濯物は、液体洗剤をちょこっと汚れに塗ってから洗濯機に投入していました。が、新しい洗濯機のお手並み拝見とのことでそのまま投入して洗い上がりを見ると・・・すっかり汚れは落ちていました。

一方で夫のワイシャツの襟の皮脂汚れにも果敢にもチャレンジしましたが・・・こちらは落ちていませんでした。やはりひどい皮脂汚れは下処理が必要のようです。

泥汚れの場合は、「泥汚れつけおきコース」というのがあるみたいです。ただし、運転時間(約90分)も水量(約160L)もたっぷり必要なコースなので、自分でつけおきしたほうがもったいなくないかも。。

まだ数回しか利用していない段階での感想なので、今後汚れのひどい洗濯物で洗い上りがどうなるか試してみます。

運転音・振動

運転音はまったく気にならないです。

パンフレットによると運転音は「洗濯 32dB、脱水 39dB」とのこと。数字で聞いてもピンときませんが、数字としてもそこまでの騒音ではないようです。

これまで使っていた20年くらい前に購入した洗濯機は脱水時は「ドドンドンドン」といったような音と振動がひどくて離れた部屋にいても聞こえましたが、泡洗浄は気づいたら「ピー」という終了音が聞こえて「あ、洗濯してたんだった」と思い出すくらいでした。

洗浄音や脱水音よりは、サーという水をそそぐ音のほうが近くを通る時に「水入れてる」と感じるくらいです。

脱水時の振動ですが、1cm弱くらいの幅で左右に揺れる感じです。「ほとんど揺れない」とは言えませんが、激しくは揺れません。

脱水後のからみ

洗濯物のからみは今のところ問題ありません。きちんとほぼほぐれた状態で出来上がっています。

タオルを引っ張るとタオルだけすっと取れました。たまにちょっと引っかかりますが、すぐほどけるレベル。

最近の性能の良い洗濯機だけ使っている方は経験がないかもしれませんが、私はこの洗濯機の前は20年くらい前発売の古い洗濯機を使っていて、洗濯物のからみがひどくてタオルを1枚引っ張り出そうとするとズルズルズルと周りの洗濯物がからみついて引き上げられるのが毎回でした^^;

ほぐすのは地味に面倒ですし引っ張って衣類も傷みそうなので、ほぐれてるのは大事です。

糸くずフィルターの手入れ

糸くずフィルターは、外しやすくて掃除しやすく◎です。

初めての洗濯ではこのくらいの糸くずがたまりました。

右に少したまっています。

フィルター部分はうっすらとゴミがたまりました。

毎回掃除が推奨されてはいますが、家電量販店の店員さん曰く「毎回でなくても大丈夫」とのこと。たしかにこの量ならば数回に1度でも問題なさそうですが、取り外しも簡単ですし毎回掃除するのがベストでしょう。

洗濯槽の乾燥

洗濯槽をいかに乾燥させて黒カビを抑制するかは、せっかく新しいきれいな洗濯機を購入したので今後気を付けていきたいです。

送風乾燥という機能がついていて、パナソニックの相談窓口の方によると、「イメージとしては扇風機の風をずっと当てている感じ(ヒーターではない)。実際には脱水の動きをしている。洗濯槽の乾燥を目的として利用する場合は週1回を目安にするとよい」とのことでした。

今週末に洗濯槽の乾燥を目的に初めて送風乾燥を利用する予定なので、使い勝手がよければレビューします。

細かいことですが、洗濯が終わった後はフタを開けっ放し&糸くずフィルターを外したまま&洗剤ケースを引っ張り出した状態にして少しでも水気を飛ばすようにしています。

縦型洗濯機のお得な購入時期

さて、「『泡洗浄』買ってみようかな」という方もいると思いますが、最もよい購入の時期を家電量販店の店員さんが教えてくれました。

縦型洗濯機は新製品の発売が6月であることから、4~5月頃が最もお得な購入時期とのことでした。

『泡洗浄』は毎年6月ごろに新製品が発売されているので、やはり4~5月に価格が下がるそうです。「6月に新しい製品が出てからのほうが型落ちでやすくなるのでは?」と聞いたところ、「4~5月に購入が多いので、その頃には在庫がなくなっている可能性もある」とのことでした。

たしかに4月上旬に家電量販店に行ったのですが、翌日に再度見に行った時に数千円も値下げしていて驚きました。その時点ではその家電量販店には2ケタの在庫があるとのことでしたので、ここから値下げをして徐々に在庫も少なくなるのかなと思います。

予算に余裕がある場合は新製品を待って購入したいですが、少しでも出費を抑えたい場合は買い時を狙いましょう。

なお、ドラム式洗濯機の場合は、新製品の発売が10月が多いのでその前の9月頃に値段が下がるそうです。

先に説明したとおり、泡洗浄には送風乾燥の機能がついてますが、これだけだとやはり洗濯槽が少しにおいます。定期的な洗濯層クリーナーでのお掃除は必須です。

まとめ

『泡洗浄』は期待したほど泡立たないという衝撃がありましたが、操作も簡単でひどい汚れ以外は事前の処理なしでも汚れがきちんと落ちました。

比較対象がこれまで使っていた約20年前の古い洗濯機なので、すべてがよく思えている可能性もありますが、「ここが不満」という点はまだ見当たらず買ってよかったと思える商品です。

運転音が静かな点と自動槽洗浄を毎回してもコストが0.1円という点が特に気に入っています。