電子マネーへのチャージに対しても1.2%分のポイントがたまるリクルートカード。
これまではnanacoへのチャージはP-one Wizカードを利用して行っていたのですが、2016年11月6日をもってP-one Wizでのカード電子マネーへのチャージが正式にポイント付与の対象外となってしまいました。
(出典:ポケットカード「電子マネーチャージご利用分の1%OFF特典およびポケット・ポイント特典の終了について」)
そこで、電子マネーへのチャージにもポイントが付与されるクレジットカードの中で、現状で最も還元率が高いと思われるリクルートカードを作成することにしました。
今回は、コールセンターに確認してわかった発行までの日数を最速にするコツ、実際にリクルートカードの発行までにかかった日数などをまとめます。
申込方法
リクルートカードの申し込みはインターネット(公式ホームページ)からできます。
(電話や郵送での申し込みは受け付けていません。)
申し込みにはリクルートIDが必要です。簡単に新規登録することができます。
参考:リクルートIDとは
リクルートIDの発行方法やすでに発行しているかどうかの確認方法は、リクルートカードの申し込みの流れをまとめた記事で画像付きで解説しています。

年会費
リクルートカードの年会費は永年無料です。
また、発行手数料もかかりません。
ポイント
リクルートカードの利用で付与されるポイントは、リクルートポイントです。
毎月の利用合計金額(税込み)に対して、1.2%のポイントが付与(少数点第1位以下を切り捨て)されます。
リクルートポイントの有効期限は、最終のポイント加算日から12ヵ月後の月末までです。ポイントを加算していれば有効期限が延長されていく仕組みはありがたいですよね。
また、リクルートポイントはPontaポイントに交換することができます!
還元レートは、リクルートポイント1ポイント⇒Pontaポイント1ポイントです。
1ポイント単位で交換できると、ポイントを無駄にしないで済みますし使える幅が広がりますね。
国際ブランド
リクルートカードのカードブランドは、次の3種類です。
これまでVisaとJCBのみの取り扱いでしたが、2017年1月23日からMaster Cardブランドの申し込みが開始しました。
国際ブランドによる違いは、リクルートカードの入会コールセンターではショッピング利用ができる加盟店が違うこと以外はわからないとのことだったので、自分で公式ホームページから違いを確認してみました。
【リクルートカードの国際ブランドによる主な違い】
Master Card | VISA | JCB | |
発行会社 | 三菱UFJニコス株式会社 | 株式会社ジェーシービー | |
電子マネー チャージ | nanaco モバイルSuica 楽天Edy SMART ICOCA | nanaco モバイルSuica | |
Apple Pay | 対応 | App 内や Web 上では非対応 | 対応 |
家族カード | 最大発行枚数:19枚まで 年会費:無料 | 最大発行枚数:8枚まで 年会費:無料 | |
ETCカード | 発行手数料:1,000円(税別) 年会費:無料 | 発行手数料:無料 年会費:無料 | |
銀聯(ぎんれん)カード | 発行手数料:本人会員1,000円(税別) 家族会員300円(税別) 年会費:無料 | 取り扱いなし | |
登録型リボ払いの設定&利用キャンペーン | 「楽Pay」の登録&利用で 3,000円分プレゼント | 「支払い名人」の登録&利用で1,500円キャッシュバック 2018年9月に終了 | |
発行までの日数の目安 | 1週間~10日 オンラインで引き落とし口座を設定した場合 | 2週間 オンラインで引き落とし口座の設定はできない |
JCBの場合は、ポイント付与の対象になる電子マネーがnanacoとモバイルSuicaに限られます。楽天EdyやSMART ICOCAのチャージでもポイントをためたい場合は、Master CardかVISAを選びましょう。
Apple Payはリクルートカードに限ったことではありませんが、VISAはApp 内や Web 上では非対応です(街のお店では使えます)。Apple Payをフルに使いたい場合は、VISAは避けた方が無難です。
家族カードはどのカードブランドであってもかなりの枚数を作成できるので、家族カードをたくさん発行したいという場合以外は気にしなくてよいでしょう。
Master CardとVISAはETCカードの発行手数料が発生します。ETCカードの発行手数料を無料にしたい場合は、JCBが適しています。
銀聯(ぎんれん)カードは、中国で幅広く利用できるショッピング専用クレジットカードです(後述)。JCBでは利用できないので、銀聯カードを利用したい場合は、Master CardかVISAを選択します。
登録型リボ払いの登録&利用キャンペーンは、三菱UFJニコスで「楽Pay利用で3,000円分プレゼント」が実施されています(時期によりポイント数は異なります)。
登録型リボ払いとは、例えば、毎月の支払い額を3万円に設定してショッピング金額が3万円を超えた場合は、超えた金額だけ翌月に支払いが繰り越されて金利が発生する仕組みです(この例では3万円を超えなければ金利は発生しません)。ですので、下手に登録してショッピングをたくさん利用すると、キャンペーンでもらえる金額を超えて金利がかかってしまう可能性があるので注意が必要です。「リボ払いはしたくない」という場合は、どちらの国際ブランドであっても「申し込みなし」にすれば大丈夫です。
キャンペーンの詳細はホームページで確認してみてください。
参考:NEWS+PLUS リクルートカード会員様限定 もれなく最大3,000円分ポイントプレゼント!
その他、旅行損害保険やショッピング保険は、取り扱い代理店や保険の種類が違うので細かい違いはあるようです。ただし、主な補償金額は同じです。
発行までの日数
カードの発行までにかかる日数は、どの国際ブランドを選択するかと申し込み時の申請内容によって異なります。
以下はコールセンターからの回答をまとめたものではありますが、担当者によって説明が異なる点もあったのであくまで目安です。
発行までの日数を最短にするポイント
これまで説明した点を踏まえると、次の3つの条件を満たすとリクルートカードの到着までの日数を最短にすることができます。(審査内容によっては、次の方法を満たしても発行までに時間を要することがあります)
①Master CardもしくはVisaを選択する
まず、国際ブランドはMaster CardもしくはVisa(オンラインでの引き落とし口座設定が可能であるため)を選択します。
JCBの場合は、運転免許証を持っていて勤め先なども一定の条件をクリアしていれば少し早めにカードが届く場合もあるようですが、一定の条件の基準がはっきりとしていません。
なお、カード発行会社が違えば、リクルートカードは複数枚作成することができます。
(リクルートカードMaster Cardをすでに持っていたら、リクルートカードVISAは申し込めない。リクルートカードJCBは申し込める。)
②キャッシング枠を0円にする
キャッシング利用可能枠の申請を「0円」にします。つまり、キャッシングは利用しないということですね。このように申し込むことでキャッシング審査にかかる時間を短縮することができるそうです。
なお、キャッシング枠はカード発行後に設定(増額)の申請をすることができます。申請は、電話(手元に源泉徴収票などがある場合)もしくは郵送ででき、キャッシング枠の審査期間は2週間程度とのことでした。
③オンライン口座振替サービスを利用する
申し込み時に支払いの金融機関を選択する際に、オンラインで引き落とし口座の設定ができる「オンライン口座振替サービス」を利用します。
ただし、オンライン口座振替サービスが利用できる金融機関は限られているので、三菱UFJニコスのホームページで確認しておきましょう。
申し込み時には、「お支払口座について」の入力時にオンライン口座振替サービス対象の金融機関を選択すると、オンライン口座振替サービスの利用画面に進みます。
対象の金融機関であっても、サービスの停止期間や定期メンテナンスの時間帯はオンライン口座振替サービスが利用できないので注意が必要です。
注意点
リクルートカードの最短の発行方法に関する主な注意点をまとめます。
①ETCカード発行手数料
前述のとおり、Master Card/Visaの場合は、ETCカードの発行手数料(税抜1,000円)が発生します。JCBの場合は、ETCカードの発行手数料が無料なので、ETCカードの発行を希望する場合はJCBのほうがお得です。
②オンライン口座振替サービス
オンライン口座振替サービスに関しては、大きく3点注意が必要です。
③審査内容によってはさらに時間がかかる場合も
審査基準はカード発行会社によって異なるので、場合によってはJCBのほうが発行が早い可能性があります。たとえば、すでに三菱UFJニコス発行のクレジットカードを複数枚持っていてキャッシング枠を利用中である場合などは、JCBで発行したほうが早いという可能性が想定できます。
審査基準は教えてもらえないので、あくまで可能性ですが。。
発行までに実際にかかった日数
私は次の条件で実際にリクルートカードを発行してみました。
私の場合は、申し込みをしてから9日目にカードが手元に届きました(簡易書留)。
具体的なスケジュールは次のとおりでした。
2017年
2月27日 申込(18時頃)
※申し込み時にキャッシング枠0円、オンライン口座振替サービスを利用
2月27日 申込受付のメール(三菱UFJニコスとリクルートカードの双方から)
2月28日 審査終了のメール(三菱UFJニコスから:【お知らせ】お申込みカードの審査終了)
3月3日 審査通過※
3月6日 カード発送※
3月7日 発行完了のメール(リクルートカードから:リクルートカード発行完了のお知らせ)
3月8日 カード到着(簡易書留) ⇒申し込みから9日目
(※審査の通過日と発送日は、審査終了のメールが届いた後になかなかカードが届かないので、三菱UFJニコスのコールセンターに問い合わせて教えてもらいました。審査終了のメールと審査通過の日にちに誤差がある理由はわかりませんでした。)
申し込みをしたのが遅めの時間帯だったので、午前中に申し込みをすればもしかすると到着が1日早かったのかもしれません。
到着まで2~3週間かかるクレジットカードもある中で、リクルートカードの発行は早いほうといえると思います。
入会キャンペーン
リクルートカードは入会キャンペーンを実施しています。
問い合わせ先
入会に関する問い合わせ先は、国際ブランドがMaster Card/Visa(発行会社:三菱UFJニコス)か、JCB(発行会社:ジェーシービー)かによって異なります。
まとめ
リクルートカードは、次の3つのポイントを抑えると、カードがより早く手元に届きます。
これらの条件を満たした場合のカードの到着までの目安は、1週間から10日です。
(申請内容によっては、より時間がかかる可能性があります)
オンライン口座振替サービス(申し込み時にオンラインで引き落とし口座を設定する方法)は、郵送での設定と違い本人確認資料の返送などの手続きが発生しないため、手間がなくとても便利です。
また、JCBはコールセンターの案内の間違いが多いので、カード発行の速さ以外の点でも個人的にはMaster Card/Visaがおすすめです。
リクルートカードは電子マネーのチャージでも1.2%分のポイントがたまるので、nanacoチャージ用に1枚作成してみてはいかがでしょうか。
リクルートカードの申し込み手順や申し込み前に決めておくべきことをまとめました。この記事を見ながら申し込めばスムーズです!
