楽天カードの中でも楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードには、空港ラウンジを利用できるサービスがついてきます。
今回は、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードで利用できる空港ラウンジサービスについて解説していきます。
2018年9月1日より、楽天ゴールドカードの国内空港ラウンジサービスは、年間(9月1日~8月31日)2回まで無料に改定となりました(3回目以降は一般料金)。
カードごとの空港ラウンジサービスの違い
カードごとの空港ラウンジサービスの違いを簡単にまとめました。
楽天 カード | 楽天 ゴールドカード | 楽天 プレミアムカード | |
年会費 (本人カード) | 永年無料 | 2,160円 | 10,800円 |
年会費 (家族カード) | 永年無料 | 540円 | 540円 |
国内空港ラウンジ (本人会員・家族会員) | × | 〇 年間2回無料 (※) | ○ |
プライオリティ・パス ※主に海外空港ラウンジ (本人会員のみ) | × | × | ○ |
年会費は税込。
※ 以前は回数制限なしで利用できましたが、2018年9月1日より、年間(9月1日から8月31日)に2回まで無料に改定となりました。
参考:楽天ゴールドカード サービス変更に関してのお知らせ
年会費無料の楽天カードでは空港ラウンジサービスは利用できません。
なお、楽天カードは家族カードを5枚まで発行することができます。家族カードの発行条件は、生計を同一にする配偶者、親、子供(18歳以上)です。
では、ここから国内空港ラウンジとプライオリティ・パスのサービスについてそれぞれまとめていきます。
国内空港ラウンジ
国内空港ラウンジサービスは、楽天ゴールドカード会員と楽天プレミアムカード会員が利用できるサービスです。
次の国内28の主要空港とハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国/仁川空港ラウンジが無料(※)で利用できます(2018年3月現在)。本人会員だけでなく、家族会員も無料です。
※ 2018年9月1日より、楽天ゴールドカードの国内空港ラウンジサービスは、年間(9月1日~8月31日)2回まで無料に改定となりました(3回目以降は一般料金)。
参考:楽天ゴールドカード サービス変更に関してのお知らせ
空港名 | ラウンジ名 | ||
国内 | 新千歳空港 | スーパーラウンジ ロイヤルラウンジ | |
函館空港 | 国内線ビジネスラウンジ | ||
青森空港 | エアポートラウンジ | ||
秋田空港 | ラウンジロイヤルスカイ | ||
仙台国際空港 | ビジネスラウンジ | ||
新潟空港 | エアリウムラウンジ | ||
富山空港 | らいちょう | ||
小松空港 | スカイラウンジ白山 | ||
中部国際空港セントレア | プレミアムラウンジセントレア 第2プレミアムラウンジ セントレア | ||
成田国際空港 | 第1旅客ターミナル | IASS EXECUTIVE LOUNGE 1 ビジネス&トラベルサポートセンター (TEIラウンジ) | |
第2旅客ターミナル | IASS EXECUTIVE LOUNGE 2 TEIラウンジ | ||
羽田空港 | 第1旅客ターミナル | エアポートラウンジ(中央) エアポートラウンジ(北) POWER LOUNGE SOUTH | |
第2旅客ターミナル | エアポートラウンジ(南) エアポートラウンジ(北) POWER LOUNGE NORTH | ||
関西国際空港 | 比叡(ひえい) 六甲 アネックス六甲 金剛 KIXエアポートラウンジ | ||
伊丹空港 | ラウンジオーサカ | ||
神戸空港 | ラウンジ神戸 | ||
岡山空港 | ラウンジ マスカット | ||
広島空港 | ビジネスラウンジ「もみじ」 | ||
米子鬼太郎空港 | ラウンジDAISEN | ||
山口宇部空港 | ラウンジきらら | ||
高松空港 | ラウンジ讃岐(さぬき) | ||
松山空港 | ビジネスラウンジ | ||
徳島阿波おどり空港 | ヴォルティス | ||
福岡空港 | くつろぎのラウンジTIME ラウンジTIMEインターナショナル | ||
北九州空港 | ラウンジひまわり | ||
大分空港 | ラウンジくにさき | ||
長崎空港 | ビジネスラウンジ「アザレア」 | ||
阿蘇くまもと空港 | ラウンジ「ASO」 | ||
鹿児島空港 | スカイラウンジ菜の花 | ||
那覇空港 | ラウンジ華(hana) | ||
海外 | ハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港 | 国際線ターミナル | IASS HAWAII LOUNGE |
韓国/仁川空港 | IASS INCHEON LOUNGE EAST・WEST |
28もの国内空港で利用できるのは大変使いやすいです(私が持っている他のゴールドカードでは14空港でしか利用できないので、28空港というのは多いほうです)。
サービスの利用には、楽天カードと当日航空券(もしくは半券)の提示が必要です。家族会員が利用する場合は、家族カードと家族の当日航空券(もしくは半券)を提示します。
実際に年会費を払ってもお得なのでしょうか。
例えば、羽田空港のエアポートラウンジの利用料金は1,080円(税込、大人1名)なので、楽天ゴールドカード(年会費2,160円)の場合、年に2回ラウンジを利用する場合は元が取れる計算になります。楽天プレミアムカード(年会費10,800円)の場合は、年10回利用すれば年会費以上にお得です(ただし、楽天プレミアムカードの場合、後述のプライオリティ・パス優遇で年会費を大きく超える優待を受けられるので、海外空港ラウンジも利用するならばそれだけで年会費以上のメリットがあります)。
同伴者料金より家族カード年会費のほうがお得な場合も
家族会員以外の家族が同伴するには、各空港で定められた同伴者料金を支払う必要があります。
例えば、羽田空港のエアポートラウンジの同伴者の利用料金は1,080円(税込、大人1名)です。楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードともに家族カードの年会費は540円(税込)なので、同伴者料金を支払うくらいならば事前に家族カードを作ったほうがお得です。
プライオリティ・パス
プライオリティ・パスの年会費優遇は、楽天プレミアムカードの本人会員のみ受けられるサービスです。
プライオリティ・パスとは、世界130か国500都市1000か所以上のラウンジが利用できる有料の会員サービスです。
ほぼすべての対象空港ラウンジで飲物、新聞の無料サービスやインターネットサービスが利用できます。
プライオリティ・パスで利用できる国内の空港は限られているので、海外の空港を利用する場合に特にメリットがあるといえます。
プライオリティ・パスの会員プランは、スタンダード、スタンダード・プラス、プレステージの3種類で、それぞれ年会費と利用料が異なります。
楽天プレミアムカードの本人会員は、最上級のプレステージ会員の年会費(US$429)が無料になります。プレステージ会員は、対象ラウンジの利用料金(通常US$32)がすべて無料になります。
US$429はUS$1=100円で換算しても42,900円ですので、楽天プレミアムカードの年会費10,800円(税込)を大きく超えるメリットが得られます。
プライオリティ・パスの利用には別途申し込み(楽天プレミアムカードを経由)が必要です。
家族会員は優遇対象外なので注意
主な注意点は、家族会員は優遇の対象外ということです。家族会員が一緒にラウンジを利用する際は、同伴者の利用料金の3,000円+税が必要です。
楽天プレミアムカードの年会費が10,800円であることを考えると、例えば夫婦ともに海外空港ラウンジを頻繁に利用する場合は、それぞれ本人会員として楽天プレミアムカードを作るほうが結果的にお得と言えます。
こんな人におすすめ
以上を踏まえて、空港ラウンジを利用したいという目的に絞って、楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードがおすすめな人をそれぞれまとめます。
楽天ゴールドカードはこんな人におすすめ
楽天ゴールドカードは、国内空港ラウンジを年間2回ほど利用するという人におすすめです。
楽天ゴールドカードを持っていれば、国内28の主要空港とハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国/仁川空港ラウンジが年間2回まで無料で利用できます。
楽天ゴールドカードの年会費は税込2,160円とゴールドカードとしては高くないので、国内空港ラウンジを年に2回程度利用する場合は年会費の元が取れる計算です。
<追記> 2018年9月1日より、楽天ゴールドカードの国内空港ラウンジサービスは、年間(9月1日~8月31日)2回まで無料に改定となりました(3回目以降は一般料金)。
参考:楽天ゴールドカード サービス変更に関してのお知らせ
家族カードも作っておけば、家族会員も無料です。家族カードの年会費は540円/枚なので、国内空港ラウンジの同伴者料金を支払うよりも安く済むことが多いです。
楽天プレミアムカードはこんな人におすすめ
楽天プレミアムカードは、海外の空港ラウンジも頻繁に使う人におすすめです。
海外の空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスの最上級のプレステージ会員の年会費(US$429)が無料になるので、カード年会費を大きく超えるメリットがあります。
国内主要空港ラウンジも無料なので、楽天プレミアムカードを持っていれば国内外の空港ラウンジをカバーできます。
年間利用回数が無制限のコスパがいいカード
2018年9月からの楽天ゴールドカードの空港ラウンジの年間回数制限を痛手に感じている人も多いかと思います。年会費2,000円+税で回数制限なしはコスパが良すぎたので仕方ない改定といえそうですが、年2回であれば行きに1回・帰りに1回と往復でそれぞれ利用すればもうそれだけで上限に達する計算です。回数無制限でラウンジを利用したい、かといって楽天プレミアムカードのように年会費1万円を支払うのは抵抗があるという人におすすめなコスパが良すぎるカードがあります。
それは、国内や海外の提携空港のラウンジが使い放題のエムアイカード ゴールド(MICARD GOLD)です。
年会費が5,000円+税とゴールドカードとしては決して高くないのにも関わらず、ラウンジの使用回数の上限はありません。
特に注目したいのは、羽田空港国際線のラウンジのTIAT LOUNGE(ティアットラウンジ)が無料で使えるということです。
TIAT LOUNGEは一部の限られたカードの会員しか入れません。旅行前に限定感のある特別なラウンジでゆったりと過ごせます。
お得な年会費で回数制限なしで空港ラウンジを利用したい人にはエムアイカード ゴールドがおすすめです。
楽天カードを作ったならば
楽天カードを作ったならば、一緒に利用したい簡単にポイントが貯まるサービスを紹介します。(楽天カードをまだ作っていなくても楽天会員ならばOKです)
アプリ「スーパーポイントスクリーン」
「スーパーポイントスクリーン」は、広告を見るだけでポイントが貯まる無料アプリです。つまり、タダで楽天スーパーポイントをザクザク貯める知る人ぞ知るかなりお得な裏技です。
5秒見ると1ポイントもらえる広告がここ最近は1日に7つ以上掲載されているので、長く見積もっても1日の所要時間1~2分で7ポイント貯まります。
私は毎日忘れずにポイントを獲得した週は1週間で58ポイント獲得しました。
1週間で58ポイントならば、1年間で約3,000ポイント(=3,000円相当)も貯まる計算です。
スーパーポイントスクリーンで獲得したポイントは、付与日から6か月間使用できる期間限定ポイントです。期間限定といっても利用期間が6か月間もあるのは嬉しいです。
貯まったポイントは楽天市場や街のお店で利用することができます。
「スーパーポイントスクリーン」はもちろん無料。楽天会員ならばダウンロードしておくのがベストです。
まとめ
空港ラウンジをよく使うという人は、楽天ゴールドカード(年会費2,160円)もしくは楽天プレミアムカード(年会費10,800円)を作っておくと、年会費よりもお得になります。
国内空港ラウンジを年間2回ほど利用するという場合は楽天ゴールドカード、国内・海外空港ラウンジを頻繁に利用する場合は楽天プレミアムカードが適していると言えます。
楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカードともに海外旅行保険も付帯されるので、旅行が多い人はお得に活用できます。
もちろん楽天市場でのお買物も通常の楽天カード(ポイント最大3倍)と比較して、ポイント最大5倍とお得。普段使いでも活躍してくれます。
(特典進呈には上限や条件があります)
楽天カードと楽天ゴールドカードの違いをまとめました。