<追記>
2022年2月1日より、エムアイカードの特典制度や利用方法が変更されました。
詳細はエムアイカード公式サイトで確認できます。
>>エムアイカード特典制度・ご利用方法変更のご案内(エムアイカード公式サイト)
以下の内容には2022年2月1日以前の情報が含まれます。
三越伊勢丹グループ百貨店をよく利用するならば持っておきたいエムアイカード プラス ゴールド(MICARD+ GOLD)。
私は三越オンラインストアで大きな買い物が続く予定だったため、2017年に申し込みをしました。
エムアイカード プラス ゴールドは、三越伊勢丹グループ百貨店をよく使う人にとって、エムアイポイントがよくたまるうえに特典やサービスが充実しているクレジットカードといえます。
今回は、エムアイカード プラス ゴールドのメリットやゴールドカード会員ならではの特典、主な注意点について、公式ホームページやコールセンターに連絡をして確認した情報をまとめていきます。
エムアイカード プラス ゴールドの基本情報
まず、エムアイカード プラス ゴールドの基本情報をまとめます。
エムアイカード プラス ゴールドの年会費
エムアイカード プラス ゴールドの年会費は、10,000円+税です。
初年度から年間お買い上げ額などの条件によらず、必ず毎年発生します。
年会費は、入会月の翌々月の請求で引き落としがされます。2年目以降は入会月に請求されます。
※私が申し込んだ時の消費税率は8%でしたので、10,000円+税800円で10,800円が引き落とされています。
年会費の支払いにはポイントがつきません。また、たまっているポイントで年会費を支払うこともできません。
たまったポイントで年会費を支払うことができるかやエムアイカード プラスからエムアイカード プラス ゴールドへの切り替え時の年会費についてなど細かいことは別の記事にまとめました。
エムアイカード プラス ゴールドの家族カード
エムアイカード プラス ゴールドは、家族カードを最大4枚まで発行できます。
家族カードの年会費は、1枚につき2,000円+税です。本人カード同様に初年度から必ず発生します。
本人カードの申し込み時に家族カードを申し込むことができます(本人カード発行後でも可能です)。
エムアイカード プラス ゴールドのETCカード
エムアイカード プラス ゴールドは、ETCカードを年会費・発行手数料無料で発行することができます。
ETCカードは本人会員のみ発行でき、家族カードは持つことができません。
また、WEB申し込みの場合は、本人カードと同時申し込みができないので、後日資料を請求して発行することになります。発行までの日数は申し込みから約2週間です。
エムアイカード プラス ゴールドのカードブランド
カードブランドはVISAかアメリカン・エキスプレスの2種類から選択します。
カードブランドによる主な違いをコールセンターに確認したところ、「Apple Payが利用できる範囲(VISAはWeb上では非対応)」と「カードブランドごとの特典」の2点だそうです。
アメリカン・エキスプレスの充実した特典については別の記事にまとめました。
自分に合った特典が提供されているカードブランドを選ぶのがよいかと思います。
エムアイカード プラス ゴールドのポイント還元率
エムアイカード プラス ゴールドの最大の特徴のひとつは、三越伊勢丹グループ百貨店での高いポイント還元率です。
エムアイカード プラス ゴールドの利用でたまるポイントは「エムアイポイント」です。エムアイポイントは1ポイント1円から三越伊勢丹グループ百貨店で使うことができます。
※ エムアイポイントは新たに、スターバックスカード、ニトリメンバーズポイント、ビックカメラ、WAON POINTなどと交換できるようになりました。
三越伊勢丹グループ百貨店かそれ以外かでポイントの還元率は異なります。
三越伊勢丹グループ百貨店(一品3,000円(税抜)以上の商品)
⇒入会初年度:8%
入会2年目以降:5%、8%、10%のいずれか(前年の利用額による)
三越伊勢丹グループ百貨店「以外」
⇒1%
それぞれのポイント付与の仕組みについて解説していきます。
三越伊勢丹グループ百貨店での還元率
三越伊勢丹グループ百貨店でのエムアイカード プラス ゴールドの利用で、入会初年度は8%、2年目以降は前年の年間お買い上げ額により5%、8%、10%のいずれかの付与率でエムアイポイントがたまります。
具体的には100円(税抜)あたりのポイント還元率です。
5%でも十分高還元率ですが、前年の年間お買い上げ額によって8%・10%と還元率がアップするのは、三越伊勢丹グループ百貨店をたくさん利用する人には大きなメリットです。
8%にポイントアップするためには前年に30万円以上(税込)の利用が必要で、1か月あたり25,000円の計算です。10%にポイントアップするためには前年に100万円以上(税込)とハードルが高く、1か月あたり約83,333円です。
また、前年の年間お買い上げ額が200万円以上(税込)で10,000ポイント、300万円以上(税込)で15,000ポイント、500万円以上(税込)で25,000ポイントのボーナスポイントの付与があります。
※ エムアイカード プラス ゴールドの初年度ポイント率は8%
出典:MICARD ポイントを貯める・使う
ただし、このポイントアップのための年間お買い上げ額は、三越伊勢丹グループ百貨店などでの買い物しか加算されないことに注意が必要です。
エムアイカード プラス ゴールドはスーパーやコンビニでの決済はもちろん、公共料金の引き落としにも使える(後述)のですが、そのような三越伊勢丹グループ百貨店以外の利用は年間お買い上げ額に加算できません。
前年のお買い上げ額は、入会日から翌年入会月の5日まで(次年度はご入会月の6日から)で加算されます。また、ポイント率の適用期間は入会日から翌年入会月の翌月5日まで(次年度は入会月の6日から)です。
◆他の高還元率カードを使った場合との比較
ただし、還元率が5%のままでも十分にメリットはあります。
例えば、エムアイカード プラス ゴールドを利用して三越伊勢丹グループ百貨店で100,000円の買い物をした場合にたまるポイント数を、高還元率で有名なリクルートカード(還元率1.2%)を利用した場合と比較してみます(エムアイカード プラス ゴールドはポイント率5%で計算)。
リクルートカード (1.2%) → 100,000円 × 1.2% = 1,200ポイント (=1,200円分)
エムアイカード プラス ゴールド (5%) → 100,000円 × 5% = 5,000ポイント (=5,000円分)
この場合、エムアイカード プラス ゴールドのほうがリクルートカードより3,800円分も多くポイントがたまります。また、エムアイカード プラス ゴールドは三越伊勢丹グループ百貨店での利用に限り、初年度のポイント還元率は8%なので、初年度はさらに多くのポイントをためることができます。
購入金額が大きくなるほどにこの差は広がります。
◆主な注意点
三越伊勢丹グループ百貨店でエムアイカード プラス ゴールドを利用する際の主な注意点をまとめます。
○食料品・レストラン・喫茶はポイント1%
三越伊勢丹グループ百貨店であっても、食料品・レストラン・喫茶はポイント還元率1%です。前年のお買い上げ額がいくらであっても1%です。
○1品3,000円(税抜)未満の商品はポイント1%
三越伊勢丹グループ百貨店であっても、1品3,000円(税抜)未満の商品はポイント1%です。こちらも前年のお買い上げ額がいくらであっても1%です。
○100円ごと、商品ごとにしかたまらない
ポイントは100円(税抜)に5%つきます。
例えば、3,099円(税抜)の買い物をした場合でもたまるポイントは、3,000円×5%=150ポイントです(3,099円×5%=154ポイントではありません)。100円未満の端数はポイント付与対象外になります。
また、会計ごとや月間合計額に対してでなく、商品ごとにポイントが付与されます。
3,250円(税抜)の商品と6,750円(税抜)の商品を買った場合、160ポイント(3,200円×5%)+335ポイント(6,700円×5%)=495ポイントがつきます。合計の10,000円に対して5%の500ポイントではありません。
(商品ごとのポイント付与であることは公式ホームページにはっきりと記載がないのですが、コールセンターで教えてもらいました)
三越伊勢丹グループ百貨店以外での還元率
エムアイカード プラス ゴールドを利用したスーパー、コンビニでの買い物や公共料金の支払いなど三越伊勢丹グループ百貨店以外でのポイント還元率は1%です。
具体的には100円(税込)につき1ポイントが付与されます(こちらは先程の三越伊勢丹グループ百貨店の「税抜」金額と違い「税込」金額に対してです)。
還元率が0.5%程度のクレジットカードもある中で1%はまずまずの水準です。
エムアイポイントワールド
エムアイポイントワールドというモールを経由してエムアイカード プラス ゴールドでショッピングすると最大30倍、一休.comでポイント6倍(後述)など、その他のサービスでもポイントを多くためることができます。
エムアイポイントの利用方法
高い還元率を誇っても、ためたポイントが利用しづらいと意味がありません。その点でエムアイポイントは三越伊勢丹グループ百貨店の利用者にはとても使いやすいポイント制度といえます。
エムアイポイントの使い道は大きく分けて2通りと大変シンプルです。
①三越伊勢丹グループ百貨店で使う
②マイルや提携先ポイントと交換する
では、それぞれの使い方について見ていきます。
※エムアイポイントは新たに、スターバックスカード、ニトリメンバーズポイント、ビックカメラ、WAON POINTなどと交換できるようになりました。
①三越伊勢丹グループ百貨店で使う
エムアイポイントは、三越伊勢丹グループ百貨店で「1ポイント1円」単位で使うことができます。三越・伊勢丹オンラインストアでも利用できます。
他の百貨店クレジットカードでは2,000ポイントためないと使えないというものもあるなかで、1ポイントから使えるのはポイントを無駄にする心配がなくとても使いやすいポイント制度です。
ポイントをためた次の買い物から利用することができます。
②マイルや提携先ポイントと交換する
エムアイポイントはマイルなどと交換することもできます。
エムアイポイントと交換できる提携先の一例
提携先 | 交換内容 | 交換単位 |
JAL | エムアイポイント 3,000ポイント ↓ JALマイル 1,500マイル | 3,000ポイント以上 1,000ポイント単位 |
JALマイル 3,000マイル ↓ エムアイポイント 1,500ポイント 【10,000マイル未満の交換の場合】 | 3口(3,000マイル)以上 1口(1,000マイル)単位 | |
JALマイル 10,000マイル ↓ エムアイポイント 10,000ポイント 【10,000マイル以上の交換の場合】 | 3口(3,000マイル)以上 1口(1,000マイル)単位 | |
ANA | エムアイポイント 2,000ポイント ↓ ANAマイル 500マイル | 1口(2,000ポイント)を 1口(2,000ポイント)単位 |
ANAマイル 10,000マイル ↓ エムアイポイント 10,000ポイント | 1口(10,000マイル)を 1口(10,000マイル)単位 | |
JTB | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ JTBトラベルポイント 1,000ポイント | 1口(1,000ポイント)単位 1回あたり5口(5,000ポイント)まで |
JTBトラベルポイント 1,000ポイント ↓ エムアイポイント 1,000ポイント | 1,000ポイント単位 5,000ポイントまで | |
WAON POINT | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ WAON POINT 1,000ポイント | 1口(1,000ポイント)以上から 1口(1,000ポイント)単位 |
WAON POINT 1,000ポイント ↓ エムアイポイント 1,000ポイント | 1口(1,000ポイント)以上から 1口(1,000ポイント)単位 | |
TLC | TLCポイント 1ポイント ↓ エムアイポイント 1ポイント | 1TLCポイント単位で1回あたり 100,000TLCポイントまで |
スターバックス カード (プリペイドカード) | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ スターバックスカード 1,000円 | 1回の申請につき 10口(10,000円)まで |
ニトリ メンバーズポイント | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ ニトリメンバーズポイント 1,000ポイント | |
ビックポイント (ビックカメラ) | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ ビックポイント 1,000ポイント | 1口(1,000ポイント)以上から 1口(1,000ポイント)単位 |
紀伊國屋書店 Kinokuniya point | エムアイポイント 1,000ポイント ↓ Kinokuniya point 1,000ポイント | 1回の申請につき10口 (10,000円)まで |
同一年度内の交換マイル数によって還元率が変わる場合もあるので、詳しくは公式ホームページを確認してみてください。
さて、1マイルがいくらに相当するかが重要かと思います。航空券の割引や利用時期などによって1マイルがいくら相当かは異なりますが、レギュラーシーズンで数便を計算してみたところ、1マイル1.5円~2円程度でした。仮に1マイル2円と想定すると、
エムアイポイント 3,000ポイント(還元率5%でショッピング60,000円利用で獲得)
→ JALマイル 1,500マイル(3,000円分)
エムアイポイント 2,000ポイント(還元率5%でショッピング40,000円利用で獲得)
→ ANAマイル 500マイル(1,000円分)
となります。
JALマイルに交換した場合はエムアイポイントとほぼ同等の価値といえます。
ANAマイルに交換した場合の還元率は2.5%(1,000円÷40,000円)となります。マイルをためている人にとっては悪くない還元率かと思います。ただ、エムアイポイント2,000ポイントを三越伊勢丹グループ百貨店のお買い物で利用すると2,000円分で利用できるので、ANAマイルに交換するよりお得です。
なお、ANAマイルはTポイントに交換できるなど、ポイント交換先が豊富です。エムアイポイント ⇒ ANAマイル ⇒ Tポイントという交換も少し手間がかかりますができます。自身のためているポイントに合わせてどのポイントに交換するか考えてみるのがもいいですね。
JALやANAとのポイント相互交換は2016年4月に始まったばかりです。他のクレジットカードと比較すると交換先がまだ少ないといえますが、今後のさらなる充実を期待したいところです。
エムアイカード プラス特典のクーポン券
エムアイカード プラス ゴールドの会員は、ゴールド会員専用のクーポン券と白洋舍クーポン券がもらえます。
クーポン券は、入会時と毎年3月末に郵送されます。
ゴールドカード会員専用クーポン券
このようなクーポン券が14枚綴られています。
このクーポンは次のいずれかのサービスに利用することができます。
①駐車時間延長サービス(1時間分)
駐車場時間延長サービスを利用する場合にクーポン券1枚につき無料サービスを1時間延長できる。1回の利用での枚数制限なし(日本橋本店、松山三越のみ1枚のみ利用可能)。
②配送料金優待サービス(300円分)
三越伊勢丹グループ百貨店各店での購入商品を配送する際に利用できる。オンラインショップの配送料金に利用することは不可。
③修理・加工料金優待サービス(300円分)
三越伊勢丹グループ百貨店各店での購入商品を修理・加工する際に利用できる。
④空港ショップ優待サービス(300円分)
三越伊勢丹グループ空港ショップ各店での支払いで利用できる。
①駐車時間延長サービスについては、例えば日本橋三越本店の新館の駐車場の延長料金は30分ごとに200円だそうです。つまり、1時間延長は400円に相当するということになります。クーポン券14枚で400円×14回=5,600円分もお得になるということです。あくまで延長料金に対して利用できるクーポン券です。
②配送料金優待サービスについては、オンラインストアの送料に充てることはできないそうです。
③修理・加工料金優待サービスに関してクーポン券の注意事項には、「三越伊勢丹グループ百貨店各店での購入商品のみ利用できる」とありますが、例えば三越日本橋本店のミスターミニットでは三越伊勢丹グループ百貨店以外で購入した靴などでも修理してもらえます。「三越伊勢丹グループ百貨店各店での購入商品のみ」と限定されると、以前に購入したものの証明はどうするのか疑問でしたが、お店判断でどんな商品も修理・加工してもらえるようです。実際に利用する前にお店に問い合せてみることをおすすめします。
なお、②~④のサービスでは1回の利用に際しての枚数制限がなく、お釣りも出ます。
つまり、クーポン券14枚で、駐車時間延長が14時間分(店舗によるがおよそ5,600円分相当)無料、その他②~④のサービスが4,200円分無料ということになります。
わが家は車を持っていないので①駐車時間延長サービスは利用できないのですが、車で三越伊勢丹グループ百貨店に来店することが多い人にとっては①が一番利用しやすいかもしれません。ミスターミニットが4,200円分無料はありがたいので、これを期に一気に靴を綺麗にしてしまいます。
白洋舍クーポン券
ゴールド会員専用のクーポンと同じ冊子で白洋舍クーポン券がついてきます。指定された三越伊勢丹グループ百貨店内の白洋舍で利用できます(宅配では利用できません)。
①ドライクリーニング優待券(216円分)×10枚
ドライクリーニング1着につきクーポン券1枚のみ利用可能。
②季節保管無料サービス(1着無料)×20枚
クリーニングをお願いした品物を季節保管料無料で預かってもらえる(通常1着216円)。夏物、冬物別に1か月間の保管期間が定められている。高級素材の品物などは対象外。
③ワンデーカーテンクリーニング優待券(10%優待)
わが家は大事なコートをドライクリーニング優待券を使ってお得にクリーニングできました。
エムアイカード プラス特典のクーポン券の注意点
クーポン券の有効期限は3月31日までです。
つまり、4月に入会した場合は、翌年の3月31日までクーポン券を利用できることになりますが、2月に入会した場合はその年の3月31日まで約2か月しかもらったクーポン券を使う期間がありません。ただし、ゴールドカード会員には毎年3月末に4月から使えるクーポン券が送付されるので、4月以降は新しく届いたクーポン券を使えばいいことになります。(なお、3月入会の場合はタイミングによっては新年度のクーポン券しか届かないそうです)
エムアイカード プラス ゴールドの空港ラウンジサービス
エムアイカード プラス ゴールドの会員は、国内の主要空港および海外の一部空港ラウンジを無料で利用できます。
ラウンジの利用には「エムアイカード プラス ゴールド」と「当日の搭乗が確認できる控え」の提示が必要です。
家族会員も一緒に利用する際は必ず「家族会員のエムアイカード プラス ゴールド」と「家族会員の当日の搭乗が確認できる控え」を持参してください。
いずれのラウンジもドリンクが無料です。その他、軽食、シャワールーム、インターネット(無線LAN)も無料で利用できるラウンジもあります。
ラウンジにより営業時間や同伴者の料金が異なるので、詳細や最新情報は公式ホームページから確認してください。
エムアイカード プラス ゴールドの保険
海外旅行傷害保険
エムアイカード プラス ゴールドの本会員と家族会員に対して海外旅行傷害保険が付帯されます。
補償内容 | 保険金額 | |
ケガによる死亡・後遺障害 | 合計 (自動付帯+利用付帯) | 1億円 |
自動付帯 | 5,000万円 | |
利用付帯 | 5,000万円 | |
ケガによる治療費用 | 利用付帯 | 300万円 |
疾病による治療費用 | 300万円 | |
携行品の損害 (自己負担額:1事故 3,000円) | 100万円 | |
賠償責任 | 5,000万円 | |
救援者費用等 | 400万円 |
旅行傷害保険の付帯条件には「自動付帯」と「利用付帯」があります。
「自動付帯」はクレジットカードを持っているだけで自動的に補償される内容です。
「利用付帯」は定められた条件を満たした場合のみ補償されます。
エムアイカード プラス ゴールドの利用付帯の条件は、旅費をエムアイカード プラス ゴールドで支払うことです。旅費とは「公共交通乗用具(国際線航空機など)の代金」もしくは「募集型規格旅行(パック旅行)の代金」のことです。
担当部署に確認したところ、「公共交通乗用具(国際線航空機など)の代金」というのは、国際線航空機の代金はもちろんのこと、空港まで行く交通機関の代金の支払いのみでもOKということです。つまり、例えば、成田エクスプレスの料金だけエムアイカード プラス ゴールドで支払ったとしても、利用付帯の補償を得ることができます。
本カードで支払っても家族カードで支払っても、本会員・家族会員ともに補償されます。
注意点としては、前述のとおりですが、自動的についてくる補償はケガによる死亡・後遺障害5,000万円のみなので、補償額や補償範囲を大きくしたい場合は、旅費やパック旅行代金をエムアイカード プラス ゴールドで支払う必要があります。
さらに、例えば疾病保険については「妊娠、出産、早産、流産およびこれらに起因する病気」や「歯科疾病」など保険対象外の項目もあることに注意が必要です。詳しい補償内容は公式ホームページを確認してください。これらの補償もほしい場合は、別途任意保険に加入するのがよいでしょう。
また、他のゴールドカードでは家族会員以外の家族まで補償してくれるものもありますが、エムアイカード プラス ゴールドはあくまで家族会員までが補償の対象です。
国内旅行傷害保険
エムアイカード プラス ゴールドの本会員と家族会員に対して国内旅行傷害保険が付帯されます。
補償内容 | 保険金額 | |
ケガによる死亡・後遺障害 | 合計 (自動付帯+利用付帯) | 5,000万円 |
自動付帯 | 1,000万円 | |
利用付帯 | 4,000万円 | |
入院 | 自動付帯 | 日額5,000円 |
手術 | 日額5,000円×手術により 10,20,40倍 | |
通院 | 日額3,000円 |
国内旅行傷害保険が自動付帯で補償されるのはありがたいです。ただし、保険金が支払われるためには細かく条件があります。例えば、入院保険金、通院保険金は事故発生日を含め7日以内に治療が終了すると支払われないなどです。すぐ治るケガは対象外なんですね。
補償内容は規約をよく読まないといけないのですが、とはいってもそれは面倒ではあります。国内旅行をしていざという事態が起こった時には「エムアイカード プラス ゴールドの補償が利用できるかも」と思い出すくらいでよいのではないでしょうか。海外旅行と違い、国内旅行では任意保険に加入しないという方がほとんどかと思うので。万が一、国内旅行でケガをした時などはエムアイカード プラス ゴールドの補償条件に合致するか確認することを忘れないようにしましょう。
ショッピング保険
エムアイカード プラス ゴールドにはショッピング保険がついてきます。ショッピング保険とは、エムアイカード プラス ゴールドで購入した商品について、破損・盗難などの偶然な事故による損害を補償してもらえるサービスです。
[事故例]
出典:MICARD サービスラインナップ ゴールドカードサービス
●食器を購入して帰宅途中、誤って落とし、壊してしまった。
●ハンドバッグを購入して使用していたが、盗難にあった。
補償期間 | 三越伊勢丹グループ百貨店で購入:180日間 (2018年3月31日までに購入したもの) |
三越伊勢丹グループ百貨店以外で購入:90日間 | |
補償額 | 年間合計300万円まで |
自己負担額 | 1事故につき3,000円 |
コンタクトレンズ、携帯電話、食料品など補償対象外の物品もあります。
エムアイカード プラス ゴールドのその他の特典
エムアイカード プラス ゴールドはその他にも多く特典があります。
一休.com プラチナ会員サービス
エムアイカード プラス ゴールドの会員は、一休.com エムアイカード専用サイトで特別なサービスが受けられます。
①一休.com エムアイカード専用サイトからの予約・利用で、いつでもエムアイポイントが3%たまる
②一休.comプラチナ会員と同じサービスが受けられる
①一休.com エムアイカード専用サイトからの予約・利用でいつでもMIポイントが3%たまる
エムアイカード プラスの契約者のために「一休.com エムアイカード専用サイト」が用意されており、そこからの予約・利用でいつでも3%(200円で6ポイント)のエムアイポイントが貯まります。エムアイカード プラス(一般)の場合は、200円で5ポイントなので、ゴールド会員のほうが還元率が高いです。
コールセンターによると、決済をエムアイカード プラス ゴールドですることを条件として、エムアイポイントが優遇されるそうです。エムアイポイントと一休ポイントとは別にたまるとのことでした。
通常ポイント分(1ポイント)はカード決済時に、上乗せポイント分(5ポイント)は施設利用から3~4カ月程度で付与されます。
②一休.comプラチナ会員と同じサービスが受けられる
エムアイカード プラス ゴールド会員は、一休.comのプラチナ会員に優遇され、レストラン予約やホテル予約などで通常1~2%のポイント還元率を2~3%にアップすることができます。ここでのポイントは一休ポイントのことです。さらにプライベートセールも利用できます。
プラチナ会員は、よりグレードの高いダイヤモンド会員とほぼ同等の優遇内容です(違いはタイムセールプランを1時間早く予約できるなどのダイヤモンド会員様限定プレミアサービスが利用できないこと)。
プラチナ会員は通常の一休.comの会員の場合、直近6か月の累計利用金額が10万円~30万円の場合にだけ受けられる特別なサービスです。エムアイカード プラス ゴールドを持っているだけでプラチナ会員になれるのはお得です。
ただし、このプラチナ会員優遇を受けるには、自身で申し込みをする必要があります。
エムアイカード プラスのマイページから「ゴールドカード会員様限定」という項目に進んで「一休プレミアサービス 特別キャンペーン」に申し込みをします。
ただ、ここで注意点があります。
このプラチナ会員サービスの最大1年間と期間限定です。期間終了後は直近6か月の累計利用金額でのステージ判定という通常ルールに戻ります。“最大”1年間とされているのは、申し込み時期によって優遇期間が異なるからです。
4月1日~9月30日の申し込み:翌年3月31日まで
10月1日~翌年3月31日の申し込み:9月30日まで
例えば、4月1日に申し込んだ場合は丸々1年間優遇が受けられますが、9月30日に申し込んだ場合は半年で優遇期間が終了という具合です。申し込みの時期によっては半年しか優遇が受けられないので、よいタイミングで申し込むのがベストです。
追記:コールセンターが「期間の区切りはどの時期に申し込んでも3月31日まで。3月31日に申し込んだら1日のみの優遇」と誤って案内してきた内容を掲載していたので修正しました(その際は公式ホームページのどこにも優遇期間の具体的な記載がなく、その後再度確認して案内は誤りだったことを確認)。コールセンターで間違えるくらいなので、公式ホームページにきちんと期間を記載したほうがよいのではと思っていたところ、さらっと情報が更新されて期間の記載が始まりました。
手荷物無料宅配サービス(American Expressのみ)
エムアイカード プラス ゴールドのAmerican Express限定で、海外旅行からの帰国時の空港から自宅まで、会員一人につきスーツケース1個を無料で配送してもらえるサービスがあります。
対象空港は、成田国際・羽田(国際線ターミナル)・中部国際・関西国際のみで、出国時には利用できません。
なお、VISAの場合は1個目500円、2個目以降は15%OFFです。American ExpressかVISAか迷うところではありますが、海外旅行時に「帰国時の荷物を1つだけ送りたい」という希望がある人は、VISAよりAmerican Expressでしょう。
エムアイ・健康相談ダイヤル24
エムアイカード プラス ゴールド会員限定の健康相談サービスが提供されます。
○24時間電話健康相談サービス
経験豊かな医師・保健師・看護師などの相談スタッフが健康・医療・介護・育児・メンタルヘルスなどのご相談に応じます。あわせて医療機関情報もご提供いたします。
出典:MICARD サービスラインナップ ゴールドカードサービス
子供が夜中に急に熱を出したがどうすればいいか、ケガの応急手当はどうすればいいかなど「救急車を呼ぶほどでないかも」「とりあえずどうすればいいか知りたい」などといった時に活用できるかもしれません。
○Eメール健康相談サービス
電話では相談しにくい内容などは、Eメールで相談することもできます。
エムアイカード プラス ゴールドの注意点・デメリット
ここまでエムアイカード プラス ゴールドの特徴やメリットをまとめてきましたが、ここでエムアイカード プラス ゴールドの注意点やデメリットといえる主な点を改めて整理しておきます。
年間お買い上げ額の加算条件が厳しい
年間お買い上げ額によってポイント還元率が8%、10%とアップする(初年度は無条件で8%)のは魅力的で、エムアイカード プラス ゴールドの最大の特徴の一つですが、その年間お買い上げ額をクリアする条件が少し厳しいかもしれません。
8%にするために前年のお買い上げ額が30万円以上、10%にするために前年のお買い上げ額が100万円以上と金額面でも結構な利用が必要ですが、何より注意が必要なのは年間お買い上げ額の加算条件。
年間お買い上げ額に加算されるのは三越伊勢丹グループ百貨店などでのショッピングのみで、スーパー・コンビニでの買い物、公共料金の引き落としなどで利用した金額は加算されません。これらも加算されるのならば、公共料金など一切をエムアイカード プラス ゴールドにしようという人もいるかもしれないのに・・・。
他のクレジットカードではスーパー・コンビニでの買い物、公共料金の引き落としなども年間利用額に含めることができる場合も多いので、ここはエムアイカード プラス ゴールドの残念な点です。
月間の利用額合計ではなく商品ごとのポイント算出
商品ごとにポイントが算出されるのはエムアイカード プラス ゴールドに限ったことではなく珍しくないですが、月間の利用額合計に対してポイントがつくクレジットカードと比較してしまうとやや劣る点です。
エムアイカード プラス(一般)との比較
なお、三越伊勢丹グループ百貨店でのポイント還元率(5%、8%、10%)や年間お買い上げ額の条件に関しては、初年度のポイント還元率を除けば、エムアイカード プラス(一般)とエムアイカード プラス ゴールドでまったく同じです。
「え、じゃあなぜわざわざ年会費を払ってエムアイカード プラス ゴールドを作るの?」と思う方もいると思います。
エムアイカード プラス ゴールドとエムアイカード プラス(一般、初年度無料、2年目以降2,000円+税)のサービスの主な違いは次のとおりです。
三越伊勢丹グループ百貨店での「初年度」のポイント還元率
エムアイカード プラス ゴールド ⇒ 8%(税込100円につき8ポイント)
エムアイカード プラス ⇒ 5%(税込100円につき5ポイント)
初年度を除くと、三越伊勢丹グループ百貨店でのポイント率は、エムアイカード プラス・エムアイカード プラス ゴールドともに同じです。
三越伊勢丹グループ百貨店「以外」でのポイント還元率
エムアイカード プラス ゴールド ⇒ 1%(税込100円につき1ポイント)
エムアイカード プラス ⇒ 0.5%(税込200円につき1ポイント)
三越伊勢丹グループ百貨店「以外」でもエムアイカード プラスをフル活用したいという場合は、エムアイカード プラス ゴールドが断然おすすめです。ポイント還元率が2倍ということはもちろんですが、注目してほしいのは、エムアイカード プラスが税込200円単位でしかポイントがつかないのに対して、エムアイカード プラス ゴールドは税込100円単位でポイントが付与されることです。
例えば、コンビニで税込100円の商品を購入した場合、エムアイカード プラスではポイントはつきませんが、エムアイカード プラス ゴールドでは1ポイントつきます。エムアイカード プラス ゴールドは100円単位でポイントがつくことで、効率的にポイントをためていけます。
エムアイカード プラス ゴールド会員だけの特典が充実
これまで紹介したとおり、エムアイカード プラス ゴールド会員だけの特典は充実しています。
- ゴールド会員専用クーポン券
- 空港ラウンジサービス
- 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
など
特にゴールド会員専用クーポン券は、駐車時間延長が14時間分無料もしくは配送料金や修理・加工料金が4,200円分無料と、三越伊勢丹グループを頻繁に利用する方にはお得です。
さらに、飛行機での移動や海外旅行が多い人はエムアイカード プラス ゴールドのメリットを享受しやすいです。例えば、エムアイカード プラス ゴールドを持っていれば無料で入れる羽田空港のエアポートラウンジの通常料金は1,080円/名。仮に毎月1回出張などで利用するとすれば、ゴールドカードの年会費以上にお得になります。
なお、エムアイカード プラス ゴールドを作ってエムアイカード プラス(一般)にダウングレードすることも可能です。
初年度でゴールドカード会員の特典を利用してみてから、2年目以降の継続を検討するというのも、エムアイカード プラス ゴールドのメリットもわかりやすくよいのではないでしょうか。
三越伊勢丹グループ百貨店「以外」での利用はあまりしないという方や特典部分は必要ないという方には、年会費2,000円+税(初年度は無料)のエムアイカード プラス(一般)のほうがおすすめです。
エムアイカード プラス ゴールドのまとめ
エムアイカード プラス ゴールドは一言でいうと、三越伊勢丹グループ百貨店をよく使う人にとって、エムアイポイントがよくたまるうえに特典やサービスが充実しているクレジットカードです。
メリットを大きく2点にまとめると次のとおりです。
○三越伊勢丹グループ百貨店で最低5%という高いポイント還元率
⇒前年の年間お買い上げ額30万円以上で8%、100万円以上で10%にポイントアップ
(初年度は無条件で8%)
○ゴールドカード会員のみの充実した特典やサービス
- ゴールド会員専用クーポン券は、三越伊勢丹グループ百貨店のヘビーユーザーにはお得
- 空港ラウンジサービス
- 海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険
- 一休.comプラチナ会員サービスに優遇(期間限定)
などその他特典も