ドコモユーザーにとって、dカード GOLDは必携のクレジットカードと言えます。
dカード GOLD。の豊富な特典の中でも海外旅行保険は特に充実した内容です。
海外旅行保険は、dカード GOLDのみの特典で、dカード(一般)には付帯されていません。
また、旅行費用をdカード GOLDで決済すれば、障害死亡と傷害後遺障がいについて保険金額がより大きくなります(利用付帯)。この旅行費用に当たるものは、航空機やパック旅行の料金だけではないんです。
飛行機代などの金額の大きい旅行費用は還元率の高い別のクレジットカードで支払いながらも、dカード GOLDの海外旅行保険をより大きい補償額(利用付帯)で利用するコツがあります。
今回は、dカード GOLDの海外旅行保険について紹介していきます。
※2016年12月時点の情報です。保障内容は改変もありえますので、利用の前にはdカードのホームページをチェックしたりdカード保険デスクに問い合わせるなどして下さい。
dカード GOLDの海外旅行傷害保険の詳しい内容は別の記事にまとめました。
海外旅行保険加入の必要性
海外旅行に行く際には海外旅行保険に入ることを強くおすすめします。
かつて「3泊程度の海外旅行で病気になるなんてそんなタイミングのいいこと起こらないよ。保険料がもったいない」と甘く考えて、海外旅行保険に加入せず出発したら、なんと旅行1日目に家族が発熱!日本だと「寝ていれば治る」と考えられるのですが、あまりの高熱に「もし海外で流行っている重大な病気だったらどうしよう」と現地の病院に駆け込むはめに。
結局「風邪ですねー」とお薬を数種類渡されただけだったのですが、治療費はなんと約5万円!!!海外旅行保険に入らなかったことをこんなに後悔することになるとは思いませんでした・・・。
その反省からそれ以降は必ず海外旅行保険に加入しています。
最近になって「そういえばクレジットカードでも海外旅行保険がついてくるものがあったな」と、保有しているクレジットカードの海外旅行保険を比較してみたところ、dカード GOLDの補償の充実ぶりに圧倒されました。
補償の対象者
本人会員・家族会員はもちろんのこと、同居の家族であればdカード GOLDを持っていなくても補償の対象となりえます。
補償の対象者
dカード GOLDをご契約中の本人会員様・家族会員様
出典:dカード 海外旅行保険
dカード GOLD本人会員様と生計を同一にされる、配偶者様(※)・19歳未満で同居のご親族様・19歳未満で別居の未婚のお子様
※婚姻の相手方をいい、婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者および戸籍上の性別が同一であるが婚姻関係と異ならない程度の実質を備える状態にある者を含みます。
これはすごく貴重なサービスです。私が持っていた他のゴールドカードはいずれも本人会員・家族会員(家族カードを発行している家族)だけが補償の対象でした。
しかし、dカード GOLDは、家族会員以外の家族も補償の対象となります!
つまり父・母・子供3人(19歳未満、同居)の親子5人で旅行に行く場合、お父さん(もしくはお母さん)がdカード GOLDを持っていれば、海外旅行保険に加入しないでも全員補償が受けられるということですね。
対象となる旅行期間
90日までの旅行が補償されます。
保険の対象となる旅行期間
海外旅行の目的を持って住居を出発した時から住居に帰着するまで。(※)
出典:dカード 海外旅行保険
ただし、日本国を出国した翌日から起算して90日目の午後12時までを限度とします。
※ 日本を出国する日の前日午前0時から日本に入国した日の翌日午後12時までの間となります。
クレジットカード付帯でない一般的な海外旅行保険は通常、日数によって金額が加算されていくので、旅行期間が長ければ長いほど保険料が高くなっていきます。
90日間であれば長期の旅行以外はフォローできますね。
保険金額
dカード GOLDの海外旅行保険の保険金額は、次のとおりです。
本人会員・家族会員 | 本人会員の家族 | ||
---|---|---|---|
自動付帯 | 自動付帯 | ||
傷害死亡 | 5,000万円 (利用付帯で1億円) | 1,000万円 | |
傷害後遺障がい | 200万円~5,000万円 (利用付帯で400万円 ~1億円) | 40万円~1,000万円 | |
傷害・疾病治療費用 (一事故/一疾病の限度額) | 300万円 | 50万円 | |
賠償責任 (一事故の限度額) | 5,000万円 | 1,000万円 | |
携行品損害 (年間限度額) | 50万円 (一事故あたりの自己負担額3,000円) | 15万円 (一事故あたりの自己負担額3,000円) | |
救援者費用 (年間限度額) | 500万円 | 50万円 | |
海外航空便遅延費用特約 | |||
乗継遅延による宿泊・食事費用 | 2万円 | ||
手荷物遅延による衣類・生活必需品購入費用 | 1万円 | ||
手荷物紛失による衣類・生活必需品購入費用 | 2万円 | ||
出航遅延・欠航による食事費用 | 1万円 |
自動付帯、利用付帯については後述します。
疾病保険について注意すべきは、「妊娠、出産、早産、流産およびこれらに起因する病気」や「歯科疾病」など保険対象外の項目もあることです。詳しい補償内容は公式ホームページを確認してください。
なお、注目すべきは『海外航空便遅延費用特約』です。
私が持っているクレジットカード(一般及びゴールド)でこの『海外航空便遅延費用特約』がついているものはdカード GOLDだけでした。
『海外航空便遅延費用特約』は、海外行きの航空便の遅延や欠航、手荷物の配達遅延・紛失などが発生した際に負担した一定の費用を補償するものです。
飛行機が遅延するなんてめったに起こらないよと思いますよね?
私の夫はこれまで海外に行った経験が3回。そのうち1回は大雪で飛行機が飛ばずに空港で一夜を明かすことになったそうです。その際の食事費用が1万円まで補償されたら思わぬ出費が保険でカバーできてとても助かりますよね。
では、その際の食事費用はdカード GOLDでの支払いが必要かというと、他のクレジットカードで支払っても現金で支払ってもよいそうです。支払いの明細があれば保証されるとのことです。
補償の条件
補償のための条件はなしです。dカード GOLDで旅行代金を支払わなくてもdカード GOLDを保有しているだけで自動的に補償の対象になります(自動付帯)。
dカード GOLDは自動付帯にも関わらずさまざまな補償がついてくるのがありがたいです。
ただし、旅行費用をdカード GOLDで決済すれば、障害死亡と傷害後遺障がいについて保険金額が大きくなります(利用付帯)。
旅行費用とはどんなものかというと、次のものを指します。
①国際線航空機の料金
②国際線船舶の料金
③募集型企画旅行(パック旅行)の料金
④出発日の公共交通機関の運賃(国際線航空機もしくは国際線船舶の出発場所まで行くために利用したもの)
この「④出発日に国際線航空機もしくは国際線船舶の出発場所まで行くために利用した公共交通機関の運賃」が旅行代金として扱われることは、dカードのホームページにもどこにも記載がないのです!コールセンターに確認したところ、ホームページの記載もないうえに約款なども配布することはないけれども、たしかに旅行費用として扱われるとのことでした。
ホームページにもどこにも記載がないのならば、どうやってそのことを知ればいいのでしょうか。。
「④出発日に国際線航空機もしくは国際線船舶の出発場所まで行くために利用した公共交通機関の運賃」とは、例えば出発当日に成田空港まで行くのに利用した成田エクスプレスの料金です。公共交通機関であれば、それが成田エクスプレスでも京成スカイライナーでもタクシーでも構いません。
この公共交通機関の運賃をdカード GOLDで支払えば、たとえ飛行機やパック旅行の料金をdカード GOLDで決済しなくても、保険金額が大きくなるということです。
なので、私はdカード GOLD(還元率1%)よりもポイント還元率の高いリクルートカード(還元率1.2%)で金額が大きい飛行機や宿泊の料金等を支払いました。
そして、出発日の成田エクスプレスの料金をdカード GOLDで支払うことで、dカード GOLDの海外旅行保険を利用付帯の補償額に引き上げました。
高い還元率と大きな補償を両方ゲットできたことになります。
dカード GOLD海外旅行保険のまとめ
dカード GOLD海外旅行保険は、dカードを持っているだけで比較的大きい補償が得られるうえに家族会員以外の家族も補償対象となるので、ドコモヘビーユーザーにはおすすめです。
障害死亡と傷害後遺障がいの補償金額をより大きくする(利用付帯)ためには、出発日の公共交通機関の代金をdカード GOLDで支払いましょう。(旅行代金は還元率の高いP-one Wizカード(還元率1.5%。入会後3ヶ月は2.5%)での支払いがおすすめ)
なお、「妊娠、出産、早産、流産およびこれらに起因する病気」、「歯科疾病」は保険の対象外なので、そこをカバーしたい人はそれらも補償対象となるクレジットカードを作るか任意保険に加入する必要がありますね。
dカード GOLDはすべてのドコモユーザーにおすすめです。年会費以上のポイントがたまるにもかかわらず、dカード GOLDを作らなくて損してる人は多いです。
最大10万円キャッシュバックのdカード ケータイ補償のために作ってもよしです。
早めの申し込みがお得な理由
dカード GOLDの最大のメリットであるケータイ・ドコモ光利用料金の10%ポイント付与は入会が完了した月から始まるので、入会完了が翌月にならないように作ると決めたら早く申し込むほうがお得です。
1か月分遅れると数百円分~1,000円分以上も損してしまいます。
実際に私の家族が2017年9月に申し込んだ際は申し込みからたった10分で審査が完了して、月末ギリギリの申し込みだったのですが9月分から10%分のポイントがもらえました。
<NEWS>
dカード GOLDの契約者は、どんどん増えて2019年1月に会員数が500万を突破しました。ドコモユーザーにとってお得なことが知られてきたせいか、ドコモユーザーはかなりの割合でdカード GOLDを持っている計算です。
(参考:dカード「dカード GOLD」の会員数が500万を突破 <2019年2月1日>)