人気のウォーターサーバー、フレシャス。
デザインの素敵さもありますが、機能性も改良を重ねてより使いやすく進化しています。
フレシャスには複数の機種がありますが、中でもデザイン性もよく人気が高いのが2014年発売されたデュオと2016年に発売されたスラットの2機種です。
新規にウォーターサーバーを契約するにあたって、フレシャス・デュオとスラットの違いを公式ホームページやお客様サポートセンターに確認して徹底的に調べました。
時間があまりないという方は、目次の「デュオが向いてるパターン」、「スラットが向いているパターン」から見て、後でゆっくりそれぞれの特徴を確認していただければと思います。
外観
まずは、フレシャス・デュオとフレシャス・スラットのサイズなど外観面の違いをまとめました。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | |
サイズ | 幅290mm×奥行き363mm×高さ1,125mm | 幅290mm×奥行き350mm×高さ1,110mm |
重さ | 20kg | 24kg |
トレー部分のサイズ | 幅255mm×奥行き100mm×高さ200mm | 幅235mm×奥行き100mm×高さ200mm |
トレー部分までの高さ | 620mm | 785mm |
カラー | 5色 スカイグレー メタリックブラック ミルキーベージュ ナチュラルピンク ペールブルー | 2色 マットホワイト マットブラック |
※スラットのトレー部分のサイズは、公式ホームページに見当たらなかったためコールセンターに確認。
サイズ・重さ・トレー部分の高さ
サイズは、デュオと比較してスラットは奥行きや高さが小さくやや小ぶりとなっています。ただし、微々たる差でしょう。重さはスラットのほうがやや重く、設置した後に動かすという場合は一苦労かもしれません(デュオも20kgなので十分重いですが)。
スラットとデュオの最も大きな違いの1つはトレー部分までの高さです。
スラットはデュオに対して16.5cmもトレー部分が高くなっています。
トレー部分が高いということはそれだけ前屈みにならずに給水ができるということです。
実際に給水している際の様子を比較してみます。
まず、トレー部分が少し低めのデュオの公式動画でコップを置いた状態で給水をしている様子はこちら。
【デュオ】
少し前屈みになっている印象でしょうか。
男性での画像や動画がなかったので、背が高い男性だとどのくらい前屈みになる必要があるのかわかりませんでしたが、男性がサーバーの横に立っている画像はありました。
【デュオ】
このサーバーのデザイナーさんが立っている様子です。身長はわからないのではっきりとしたことは言えませんが、やはりコップや鍋を支えて給水する場合は前屈みにならないと給水できなそうです。ただし、コップであればトレーに置いてしまえばいいので、鍋など支えていなければいけない大きめのものに給水をする時以外はそこまで気にならないかもしれません。
一方で、トレー部分がデュオより16.5cm高いスラットで給水している様子の画像はこちらです。
【スラット】
出典:フレシャス・スラット
こちらも身長によるものの、そこまで前屈みにならずに給水できそうです。
鍋にたくさん給水する時などはやはりトレー部分が高いほうが使いやすいですね。
トレー部分の幅はスラットに比べてデュオが2cm広くなっています。ただし、デュオもスラットも奥行きは10cmなので、奥行きさえあれば幅の2cmの違いで鍋の置きやすさはそこまで差がないかと思います。
出典:フレシャス・デュオ デザイナー・インタビュー、フレシャス・スラット 特長
わが家のお味噌汁などを作る小さめ鍋(2Lくらい)の直径は約20cmだったので、幅に収まらないということはなさそうです。
カラー・デザイン
デュオのカラー展開は、スカイグレー、メタリックブラック、ミルキーベージュ、ナチュラルピンク、ペールブルーの5色です。
一方、スラットはマットホワイト、マットブラックの2色です。
カラーよりは機能で選ぶのがよいと思いますが、デュオは選択肢が多いのでお部屋の雰囲気に合ったカラーが選べるのが嬉しい点です。
スラットは2色展開ではあるものの、基本のホワイトとブラックでシックなカラーであるためどんなお部屋にも合わせやすいかと思います。
どちらもデザイナーの安積伸さんがデザインしていて、とても素敵なフォルムです。
私が数あるウォーターサーバーの中でフレシャスを検討したのも、部屋に置いた時に「いかにもウォーターサーバー」といった印象を与えない自然なたたずまいがおしゃれだと感じたからです。
基本機能
次に基本機能を比較していきます。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | |
冷水温度 | 4〜10℃ | |
温水温度 | 80~90℃ | 80~85℃ |
リヒート機能 | × | ○ 93℃前後 |
エコモード | ○ 65~75℃ | ○ 70~75℃ |
常温機能 | × | ○ 室温と同じ |
チャイルドロック | ○ | |
SLEEP機能 | ○ |
冷水の温度はデュオ・スラットともに同じ4〜10℃ですが、温水の温度はデュオのほうが最高温度はやや高いです。温度に幅があるのはサーバーの中で水を温めているため、多少の誤差が生じるそうです。
リヒート機能
リヒート機能とは、温水を再加熱する機能です。通常85度前後の温水を、93度前後にまで約3~4分で再加熱できます。
リヒート機能はスラットのみに搭載されています。
カップラーメンなどをよく食べる人や料理で熱湯が必要な場合に最適な機能でしょう。
また、コーヒーをよく飲む人にとってもリヒート機能が便利かもしれません。UCCの公式ホームページでコーヒー抽出時の湯の最適な温度は92〜96℃とあったので、コーヒーをさっと飲みたいという場合にも便利です。(フレシャスの天然水は軟水です。軟水は硬水と比較して一般的にコーヒーがまろやかに抽出しやすいとされています)
わが家はインスタントコーヒーですが1杯分だけ作りたいということも多いので、さっとカップに熱いお湯を注げるのは魅力的です。
その他、紅茶やお茶を飲む人にもリヒート機能は便利です。
リヒート機能(スラットのみ搭載)はこんな人に便利!
○カップラーメンなどのインスタント食品をよく食べる
○コーヒー、紅茶、お茶をさっと作りたい
○調理用に熱いお湯を使いたい
エコモード
エコモードは、温水の温度を10~15℃程度下げることで消費電力を抑える機能です。常時80℃異常のお湯は使わないということであれば、エコモードをオンにしておくことで節電に繋がります。エコモードはデュオにもスラットにも搭載されています。
中には赤ちゃんの調乳用としてのお湯に便利ということでフレシャスを検討している方もいるかもしれません。ただし、調乳用に考えている方には大事な注意点があります!
デュオはエコモードにした際のお湯の温度が65~75℃となり、国際基準で定められている温度である70℃を下回ってしまう可能性があります。
「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」における乳児用調製粉乳の調乳のポイント
○乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと。
出典:厚生労働省 乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて
一方で、スラットはエコモードにした際の温水温度は70~75℃と国際基準を上回ります。
赤ちゃんのミルクの用にウォーターサーバーを検討している人は、スラット1択になるのではないでしょうか。おなかがすいて泣いている赤ちゃんにすぐにでもミルクを飲ませたい時にボタンを押せば70℃のお湯が出るのは、とっても助かる機能かと思います。
なお、エコモードボタンを押すことで約1時間(外気温やお湯の温度によって変動)かけて温水を冷まして温度を下げる仕組みなので、エコモードボタンを押すとすぐに70℃程度のお湯が出るわけではありません。ですので、調乳用にすぐにお湯が必要になる方は、常にエコモードをオンにしておく必要があります。
エコモード(デュオ・スラットともに搭載)はこんな人に便利!
○80℃以上のお湯は常には必要ないので、普段は節電したい
○調乳用のお湯がすぐにほしい ⇒ スラットのみ国際基準の70℃を必ず超える
常温機能
スラットには常温水が給水できる機能がついてきます(デュオは常温機能なし)。
「HOT」と「COLD」の間に配置された「NORMAL」ボタンを押すと常温水が出てきます。コールセンターによると、温水の温度は室温と同じ温度になるそうです。
健康やダイエットのために常温水を飲みたい人やお薬を飲む際に常温水が必要な人におすすめです。
常温機能がついていないデュオの場合でも、これまでも冷水と温水をまぜれば常温水を自分で作ることはできます。温度の調整に多少コツはいるかもしれませんが、そんなに常温水を飲む機会はないという場合は常温機能は必要ないかもしれません。
私は身体を冷やしたくなくて常温水でしか水を飲まないので、常温機能がついていればとても助かると感じました。
常温機能(スラットのみ搭載)はこんな人に便利!
○胃腸やダイエットによいと言われる常温水を飲みたい
○冷たい水で身体を冷やしたくない
○お薬を飲むことが多い
○冷水と温水を混ぜて常温水を自分で作るのは面倒
チャイルドロック
デュオ・スラットともにチャイルドロックが付いています。
どちらの機種も温水は自動的にチャイルドロックがかかっています。
温水を出す時はチャイルドロックの長押しが必要です。危険防止のため温水に対するチャイルドロックを外す設定はできません。
冷水や常温水でも個別にチャイルドロックを設定することが可能です。
また、そもそも給水ボタンが小さい子供からは見えにくい上部に配置されているため、興味本位でボタンをいじってしまう可能性が低くなっています。
SLEEP機能
SLEEP機能は、お部屋が暗くなると自動で温水の加熱を止めて消費電力を抑える機能です。デュオにもスラットにも搭載されています。SLEEP機能をオンにしておくことで節電に繋がります。
注意点としては、“暗いとき”または、“暗い状態から明るくなった直後”は温水温度が低くなっています。サーバー背面のSLLEPスイッチを切ればSLEEP機能をオフにすることもできます。
衛生に関する機能
衛生に関する機能も比較してみました。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | |
フレッシュ機能 | ○ 手動(ボタン式)、30日ごと、約2時間 | ○ 自動、30日ごと、約1時間半 |
オートピュアキープシステム | ○ |
フレッシュ機能
フレッシュ機能は、定期的に温水をタンクと配管内に循環させることで、サーバー内の雑菌を殺菌する機能です。
フレッシュ機能は、スラットは自動で作動しますが、デュオは手動(FRESHランプが点滅したら手動でFRESHボタンを押す)です。
スラットは30日ごとに自動的にフレッシュ機能が開始されます。
一方で、デュオは30日ごとにFRESHランプが点滅し時期を知らせてくれるので、次に水を交換をする際にFRESHボタンを押してクリーニングを行います。
フレッシュ機能のボタンはサーバーの背面にありますので、サーバーが届いたらボタンをオンにすることで30日のカウントが始まります。デュオもスラットも30日ごとの動作以外でもフレッシュ機能を使いクリーニングすることができます。
また、フレッシュ機能の終了までスラットは約1時間半なのに対し、デュオは約2時間かかります。FRESHをボタン5秒長押しすれば強制終了することもできますが、強制終了した場合は中で温水が循環している途中で止めてしまうことになるので、冷水ボタンを押してもお湯が出てしまう点に注意が必要です。
まとめるとそれぞれこのような流れです。
【デュオ】
(30日ごと)FRESHランプが点滅 ⇒ (次の水交換時)ビニールパックを捨ててニードルキャップを装着 ⇒ FRESHボタンを押してクリーニング開始 ⇒(約2時間) ⇒ ニードルを消毒 ⇒ 温水が出なくなるまで出水 ⇒ 完了
【スラット】
(30日ごと)自動的にクリーニングが始まる ⇒ (約1時間半) ⇒ 完了
※終了後に温水の出水などは不要
やはり、作動が自動であったり終了後に出水する必要がなかったりする点でスラットがより便利です。
オートピュアキープシステム
オートピュアキープシステムは、5日間(120時間)のサイクルで自動でサーバ内のお水を循環させて清潔に保つ機能です。
デュオもスラットも自動で作動してFRESHランプが点灯し約3分で終了します。
お手入れ方法
デュオもスラットも吸水口(コックキャップ)やトレー部分(ドリップトレイ)は取り外して洗うことができます。
週に1度を目安にお手入れするのがよいようです。
水について
フレシャスの水に関する特徴を比較していきます。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | |
容器 | ビニールパック(7.2L) | クラッシュボトル(9.3L) |
使用後の容器の処理 | 廃棄 | |
収納位置 | 上部 | 下置き |
給水方法 | ボタン式 | |
保管期限 | 未開封:製造から6か月、開封後:約2週間 | |
種類 | 天然水3種類 フレシャス富士 フレシャス朝霧高原 フレシャス木曽 | 天然水1種類 フレシャス富士 |
1回の配送単位 | 1箱 (1パック7.2L×4パック=28.8L) | 1箱 (1本9.3L×2本=18.6L) |
次月のサーバーレンタル 料金が無料になる 1か月の注文数 | 2箱=57.6L | 3箱=55.8L |
容器
デュオとスラットは水の容器に違いがあります。
デュオは7.2Lのビニールパックに入って届きます。
ビニールパックには2種類あります(どちらの種類かは選べません)。
サーバー内ビニールパックをセットし、ボタン操作によりニードル(針)を刺すことで水を使用していく仕組みです。水が空気に触れることがないので使い切るまで鮮度を保ちやすいそうです。
一方、スラットの水の容器は9.3Lのクラッシュボトルです。
出典:フレシャス・スラット
クラッシュボトルは使うごとにサーバーの中で小さく畳まれていく仕組みです。
デュオもスラットも使い終わった後の容器は廃棄できます。
環境的にはややよろしくないかもしれませんが、使い終わった容器を回収するタイプのウォーターサーバーと比較して、空の容器を保管しておく必要がないのは助かります。
スラットのクラッシュボトルに対して、デュオのビニールパックはゴミが小さくなるのはメリットです。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | |
容器のメリット | 7.2Lなので開封後に短時間で使い切れる(鮮度がよりいい) ビニールパックなのでゴミが小さい | 9.3Lなので交換の頻度がより少ない ボトルなので水へのにおい移りがない |
容器のデメリット | 7.2Lなので交換の頻度がより多い ビニールのにおいが気になるという声も? | 9.3Lなので開封後は使い切るのに時間がかかる(鮮度は?) クラッシュボトルなのでゴミがややかさばる |
収納位置
デュオとスラットの大きな違いの1つは、水の収納位置です。
デュオは、ビニールパックを持ち上げて上部の収納場所に入れることになります。
一方で、スラットは下置き式です。
上部収納と下置きのどちらがいいかは難しいところです。
ビニールパックを持ち上げるのは大変という声もありそうですが、スラットのボトル9.3Lと比較してデュオの容器は7.2Lと小さくなっています。約7.2kgなので例えばお米5kgを胸のあたりまで持ち上げてそれよりさらに重いと想定してみると多少はイメージしやすいのではないでしょうか。容量が少ない分、お水交換の頻度はデュオのほうが高くなることも考えておく必要はあります。
一方、デザイナーさんのインタビューに書いてあり、なるほどと思ったのは、下置きのスラットはサーバー上部に物が置けるというメリットがあります。軽いコーヒーセットなどを置いておくにはよいかもしれません。
給水方法
給水方法はいずれもボタン式です。
ボタンは、上部の押しやすい場所に配置されています。ボタン数も少なくシンプルです。
子供が触ってしまいがちなレバー式やつまみ式でないので、小さい子供がいじってしまう心配が少ないです。ボタン位置がサーバー上部であることも小さい子供の目線からは見えなくてよいです。
また、デュオもスラットも給水口が1つ(水とお湯が出る口が同じ)なので、給水口が水とお湯で分かれているサーバーと比較してお手入れが少し楽かなと思いました。
水の種類
水の種類はデュオ・スラットともに天然水です。
デュオは、スタンダードな「フレシャス富士」、バナジウム含有量が多い「フレシャス朝霧高原」、ミネラルバランスがよい「フレシャス木曽」の3種類の中から選べます。
スラットの天然水は、「フレシャス富士」1種類のみです。
色々な天然水を楽しみたいという方はデュオが適しています。
月々の費用
フレシャスをレンタルする際に発生する月々の費用をまとめました。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | ||
サーバーレンタル料金 (初月無料) | 前月1箱以下の注文:540円 前月2箱以上の注文:無料 | 前月2箱以下の注文:972円 前月3箱以上の注文:無料 | |
配送料 | 無料 | ||
メンテナンス料 | 無料 | ||
水の料金 (最低配送 単位あたり) | フレシャス富士 | 4,992円/箱 (500mlあたり約86円) | 3,254円/箱 (500mlあたり約87円) |
フレシャス朝霧高原 | 5,076円/箱 (500mlあたり約88円) ※キャンペーン価格:4,924円/箱 (500mlあたり約85円) | 取扱いなし | |
フレシャス木曽 | 5,056円/箱 (500mlあたり約87円) | ||
電気代 (※1) | 約330円~ | 約380円~ | |
1か月の最低料金 (サーバーレンタル料+水の料金+電気代) | 5,862円 (※2) ※1箱(28.8L)注文の場合 | 4,606円 ※1箱(18.6L)注文の場合 |
※価格は税込み。
※1:電気代は省エネ機能(SLEEP機能、エコモード機能、デュアルタンク機能)をすべて使用した場合。
※2:デュオはキャンペーン割引中のフレシャス朝霧高原で注文すると最低料金が5,794円ですが、あくまでキャンペーンなので、通常料金(1,175円(税抜))のみで試算しました。
月々の最低料金を見ると、スラットのほうが安いです。ただし、これはあくまで1か月に1箱注文した場合の比較です。
実際に水を使う際に「1か月の消費量を1箱分に収めよう」と思って飲みませんよね?ウォーターサーバー内の水の残量をいちいちチェックして今日はあと1杯などと考えないと思います。
ですので、水の料金を考える場合は、最低料金ではなく実際に使用する想定量から試算して考えるのがよいと思います。
まずは、ご家庭で1日にどのくらい飲料や料理に水を使用するか確認して、×30日することで1か月の使用量を想定します。そのうえで、機種ごとのサーバーレンタル料や水の料金を計算すると下の表のようになります。天然水はリットル単位で注文できるわけではなく、それぞれの機種で定められた箱単位での注文なので、ぴったり試算通りになるわけではありません。あくまで目安としてご覧ください。
使用量 | フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット |
1か月15L (1日500mL) | 3,470円 (サ540円+水2,600円+電330円) | 3,976円 (サ972円+水2,624円+電380円) |
1か月25L (1日約800mL) | 5,203円 (サ540円+水4,333円+電330円) | 5,725円 (サ972円+水4,373円+電380円) |
1か月30L (1日約1L) | 6,070円 (サ540円+水5,200円+電330円) | 6,600円 (サ972円+水5,248円+電380円) |
1か月45L (1日約1.5L) | 8,670円 (サ540円+水7,800円+電330円) | 9,224円 (サ972円+水7,872円+電380円) |
1か月60L (1日約2L) | 10,730円 (サ0円+水10,400円+電330円) | 10,876円 (サ0円+水10,496円+電380円) |
1か月75L (1日約2.5L) | 13,300円 (サ0円+水13,000円+電330円) | 13,500円 (サ0円+水13,120円+電380円) |
※価格は税込み。
※デュオの天然水はフレシャス富士の場合。
※サ:サーバーレンタル料 水:天然水の料金 電:電気代
試算した結果、サーバーレンタル料が合計金額に大きく影響するようです。
次月のサーバーレンタル料が無料になる1か月の注文数は、デュオが2箱(=57.6L)以上、スラットが3箱(=55.8L)以上です。つまり、デュオでもスラットでも1か月に約60L程度(1日約2L)の水を消費する場合は、次月のサーバーレンタル料が無料になります。
解約金などその他費用
フレシャスの契約にあたり発生するその他の主な費用をまとめました。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | ||
休止手数料 | 1か月の休止:無料 2か月連続の休止:月額1,080円/月 (3か月目以降サービスを再開するまで) | ||
サーバー交換手数料 | 5,400円 | ||
解約金 | 9か月未満 | 16,200円 | |
9か月以上2年未満 | 9,720円 | ||
サーバーを返還できない場合の違約金 | 32,400円 |
※価格は税込み。
休止手数料
天然水の注文を2か月連続してお休みする場合は、3か月目から休止手数料1,080円/月が発生します。例えば、8月に1回注文して、9月・10月と2か月間まったく注文しなかった場合は、11月に休止手数料がかかります。休止手数料は注文を再開するまで毎月発生します。
8月1日に1回注文して、9月注文なし、10月30日に1回注文はセーフで、休止手数料は発生しません。
「休止することなんてほとんどないかな」と思うかもしれませんが、例えば里帰り出産などで長期不在にする場合などは想定できる事態です。
サーバー交換手数料
サーバーを新しいものに交換したい場合は、交換手数料5,400円が発生します。
解約金
フレシャスはいつでも解約することができますが、契約後またはサーバー交換後2年を経過していない場合は解約金が発生します。
解約金は9か月未満で16,200円、9か月以上2年未満で9,720円です。
フレシャスにはお試し期間はありませんので、契約してすぐに何らかの理由で解約したいとなった場合でも解約金16,200円が発生してしまいます。
また、解約時にサーバーを変換できないとなった場合は別途32,400円を支払う必要があります。これは引越し中になくなってしまったなどといった特殊な事情がない限り発生しないはずなので、あまり考えなくてよいでしょう。
解約金が大きいことを考えると、2年以上は使う意気込みでいないと損をしてしまいます。
購入プラン
フレシャスにはレンタルプラン以外に購入プランがあります。
フレシャス・デュオ | フレシャス・スラット | ||
通常価格 | 51,840円 | 54,000円 | |
割引価格 | 分割払い(36回) | 49,248円 (1,368円/月×36回) (通常価格▲2,592円) | 51,300円 (1,425円/月×36回) (通常価格▲2,700円) |
一括払い | 42,984円 (通常価格▲8,856円) (分割払い▲6,264円) | 44,820円 (通常価格▲9,180円) (分割払い▲6,480円) | |
水の料金 | フレシャス富士 | 3,732円/箱(レンタル▲936円) (500mlあたり約65円、レンタル▲約16円) | 2,376円/箱(レンタル▲554円) (500mlあたり約64円、レンタル▲約15円) |
フレシャス朝霧高原 | 3,680円/箱(レンタル▲920円) (500mlあたり約64円、レンタル▲約16円) ※キャンペーン価格 | 取扱いなし | |
フレシャス木曽 | 3,784円/箱(レンタル▲948円) (500mlあたり約66円、レンタル▲約16円) |
※2017年8月14日~27日のキャンペーン価格。価格は税込。
現在は購入プランの割引キャンペーンを実施しているので、通常価格より安く購入することができます。分割払いよりも一括払いのほうがより支払い総額が少なく済みます。コールセンターによると現在の割引キャンペーンは2017年3月から割引価格などの条件を変更しながらも継続しているそうです。ただし、いつ終了してしまうかはわかりません。
購入プランで契約した場合、サーバー本体の代金を一括もしくは分割で支払うようになるので、サーバーレンタル料はもちろんかかりません。レンタルプランの場合は水の注文数が少ないとサーバーレンタル料が発生するため注文数を気にする必要がありましたが、購入プランだと好きなペースで発注できます。休止手数料1,080円/月についても一括払いの場合は一切発生しません(分割払いで残りの支払い額が残っている状態だと2か月連続でお休みすると休止手数料1,080円/月が発生します)。
また、購入プランでは天然水の料金がレンタルプランの価格から20%OFFになります。500mlあたりの料金を見ると、違いが大きいことがわかるかと思います。
たくさん水を発注する場合や長く利用する場合は、「天然水の割引」・「サーバーレンタル料0円」が大きく影響し、レンタルするよりお得になります。
サーバーに製造上の不具合があった場合に無償で修理をしてくれる安心保証プランが3年間無料です。
なお、購入プランでは解約金は発生しませんが、使用をやめる時や買い換えの際にフレシャス運営会社に引き取ってもらうとなると、有償回収(3,780円)になります。
購入プランにした場合に想定できるメリット・デメリットは次のとおりです。
【購入プランにした場合のメリット】
○天然水の料金がレンタルプランの価格から20%OFF
○1か月の注文数が少なくてもサーバーレンタル料が発生しない
○(一括払いもしくは分割払いの残高がない状態ならば)休止手数料もかからない
⇒自分のペースで水の発注ができる!
⇒長期間利用するとレンタルよりお得!
【購入プランにした場合のデメリット】
○一括払いの場合は、初めの出費が大きい
○契約して気に入らずすぐに解約する場合に大きく損をする
○長期間利用せずに解約するとレンタルプランのほうがお得
長期間というのは天然水を1か月にどのくらい注文するかによって変わってきます。
実際に試算したデータは別の記事でアップする予定です。
デュオが向いているパターン
これまでの特徴を踏まえ、デュオが向いているのはこのような人です。
【デュオが向いているパターン】
○複数種類の天然水を楽しみたい
○使用後の容器のゴミをコンパクトに捨てたい
○多様なカラーから好きなものを選びたい
スラットが向いているパターン
一方で、スラットが向いているのはこのような人です。
【スラットが向いているパターン】
○カップラーメンやコーヒー、紅茶、お茶用に熱いお湯を利用したい
○赤ちゃんの調乳用のお湯を利用したい
○常温水が飲みたい
○より楽な姿勢で給水したい
○水の交換回数は最低限にしたい
○クリーニング(FRESH機能)は自動でしてほしい
実機を確認・試飲する方法
2017年8月時点でフレシャスは家電量販店での取扱いがないとのことです(以前はヤマダ電機で一部機種を取扱っていましたが撤退したようです)。
では、契約前に実機を確認したい場合はどのようにすればよいのでしょうか。
コールセンターに確認したところ、地域ごとにデモンストレーションを行っている会場があるそうです。例えば、東京だとららぽーと豊洲で実際にサーバーを使ってみたり試飲をしたりできるとのことでした。使い方や天然水の味をチェックしてから契約したい人は、デモンストレーション会場に足を運んでみるのもいいかもしれません。
ただし、デモンストレーション会場は変更になることもありえますので、実際に行く前にはコールセンターに確認してみてください。
まとめ
機能面でいうとスラットが最新の機種ということもあり、様々な充実した機能が使えます。
フレシャスのコールセンターは丁寧なので不明な点は相談してみるとよいでしょう。