派遣の職場見学の体験談!どんなことをするの?実際にされた質問を当日のポイントとともに詳しく解説

本ページはプロモーションが含まれています
派遣 職場見学 当日転職活動
(本ページの情報は執筆当時のものです。最新の情報とは異なる場合があります)

前回の記事では、派遣の職場見学の実態は面接であるということと、これだけはやっておきたい事前準備についてお話ししました。

さて、職場見学の当日を迎えます。

職場見学は実際どのように行われるか、私が実際にされた質問など体験を通してわかったことをお伝えしていきます。

職場見学当日のポイント

まず、就業先企業の入っているビルの1階や最寄り駅などで派遣会社の営業担当者と待ち合わせします。

職場見学(面接)当日のポイントや派遣会社の担当者に確認したい事項は次のとおりです。

〇待ち合わせ場所に近づいたら、誰に見られていてもいいようにシャキッと!

〇できればスーツが無難

〇面接者(見学の対応者)は誰か確認

〇どのような流れで面接(見学)が進むか確認

〇他の派遣会社からの紹介も同時に進んでいるのか確認

〇待ち合わせ場所に近づいたら、誰に見られていてもいいようにシャキッと!

派遣会社の担当者は早めに到着しいる場合があります。また、就業先の担当者が通る可能性だってありますよね。気を抜いてだらだらしているところを見られたら印象が悪いので気を付けたいところです。

当たり前ですが、5~10分前には到着して決して遅刻をしないように注意です。初めて行くところだと案外に迷うこともありますので、早め早めを心がけます。

〇できればスーツが無難

職場見学当日の服装は、『スーツかジャケットで』など事前に指示されることが多いですので指定に従いましょう。派遣会社の営業担当者はスーツで来るので、スーツが無難かと個人的には思います。もちろん、社風などにもよりますし、きちんとしている格好であれば問題ないという企業もあるでしょう。

派遣会社の担当者と会ったら、就業条件の再確認をされたり、疑問点を聞かれたりします。疑問な点は遠慮なく聞いておくとよいでしょう。

私は緊張しやすいということもあり、事前に次のようなことを確認していました。

〇面接者は誰か確認

緊張しやすい人は、どなたと面接するか事前に聞いておくとよいかもしれません。「人事担当の男性と現場のリーダーの女性ですよ」「とても穏やかな方ですよ」などと教えてくれる場合がほとんどでした。会議室で「どんな人がくるだろう」と緊張して待つより少し心の余裕ができます

〇どのような流れで面接が進むか確認

職歴説明→先方からいくつか質問をされる→その後に業務説明を受けるなどと流れがわかると安心しますよね(たいていはこの流れですが)。面談後に実際に働く職場を見せてもらったことも1度だけあります。

〇他の派遣会社からの紹介も同時に進んでいるのか確認

特に大手企業だと複数の派遣会社に求人を出していて、その中から1人を選ぶこともあります。派遣法上は問題かと思いますが、実際には当然のように行われていて派遣会社も「大手企業さんならほとんどそうしてる」と堂々と認めていました。

他の派遣会社からの紹介も同時に進んでいるのかは聞いても聞かなくてもいいのですが、私は確認していました。「実は他では進んでなくて当社からだけのようですよ」などと言われると安心感が増すなと思って。ただ、そのように言われた案件で職場見学後に「他社から紹介した人に決まってしまったようで今回は残念です・・・」と断られたこともあります(笑)きっと実際は他社も進んでなくて、断るよい理由が見つからなくてそのように言われたのだと思いますが。

「他社からの紹介が進んでないなら、私に決まったようなものだな!」とか前向きに考えられる人は聞いてみてもいいかもしれません。

いざ、面接!まずは職歴説明

職場に到着すると、面接を行う会議室に通されます。会議室まで案内してくださる社員の方への挨拶やお礼も忘れないようにしましよう。

座る場所は派遣会社の担当者の指示に従います。

就業先の方がいらっしゃるまで待っている間は派遣会社の方が緊張を解きほぐすような会話をしてくれることが多いです。私は「就業先の方が来たらさっと立つぞ」とドアを意識しすぎてしまい、世間話が全然入ってこないのですが(笑)

就業先の方がいらっしゃったら立ってご挨拶をします。

派遣会社の営業担当者が「まずは職歴説明をお願いします」などと進行してくれます。

職場見学の際には、自身の経歴が簡単に書かれた『キャリアシート』(派遣会社が作成、用意)を元に職歴説明を行います

職歴説明の方法は大きく分けて次の3通りです。

①自身で職歴を説明

②派遣会社の人が代わりに職歴を説明、その後自身で補足説明

③派遣先の方が職歴について質問するので、それに答える形で説明

(私は①と③のパターンしか経験したことがないです。)

どのパターンで職歴説明が行われるかの確認など事前に準備しておくとよい点は、前回の記事にまとめてあります。

職歴説明は自分をアピールする最大のチャンス!!

すべてを事細かに話す必要はありません。というか、長々と話しすぎるのは避けたほうがいいです!

求人情報に掲載された派遣先が求めているスキルや経験を中心に説明をしましょう。

例えば、今回あなたが採用されたいお仕事が、『総務事務』だったとします。

そして、あなたのこれまでの職歴が『営業』、『OA事務』、『総務事務』だったとすると、派遣先が特に知りたいのは、あなたがやってきた『総務事務』はどんな内容か、月に何件くらいの作業があったか等の具体的なスキルですよね。『営業』として輝かしい成績を残したことや『OA事務』をやってきたからできる超難しいエクセル操作もあなたの素晴らしさを伝えてくれますが、具体的な『総務事務』としてのスキルや経験が一番大事です。

そのために、求人情報を読み込んで派遣先が求めている点は何か考えましょう

また、派遣社員が職場に馴染むことも重要視されます。

例えば、忙しい雰囲気の職場の場合、採用後に『思ったより忙しい職場だったからイヤ』と言ってすぐに辞めてしまう人は採用したくないですよね。「前職は活気のある忙しい職場でしたので、スピーディーかつ正確に仕事を進めることに慣れています」などと職場環境に馴染めることをアピールすると好印象ですね。

質疑応答。どんな質問をされるの?

職歴説明後、就業先の方から質問をされることがあります

私が実際にこのような質問を受けました。

◇「これまでの仕事で心掛けていたことはなんですか」

◇「今回応募したのはどういうきっかけからですか」

◇「前の会社でも〇〇(今回応募した職務)をされていたようですが、月に何件くらい担当していましたか」

◇「これまでは人と接するような仕事が多かったようですが、今回お願いしたいのはコツコツとした事務です。問題ないですか」

◇「上司からの指示の仕方に希望はありますか(都度指示をしてほしいorまとめて指示をしてほしいなど)」

『職場見学』とは名ばかりでまさに面接ですね。。

ただし、正社員の転職面接のように厳しい質問をされることはなかったです。

面談の時間をいただいたお礼を忘れずに

私は正社員で働いていた時に中途採用の面接官を務めたこともありますが、面接者から「本日はお時間をいただきありがとうございます」という一言がまず出てくると決まりきった言葉ではあるもののやはり「当たり前のことがきちんと言える人」「感謝ができる人」と感じ、よい印象を持ちました。

実際に採用というのは選考から採用後に至るまで時間のかかる仕事ですし、通常業務の合間を縫って面談をしています。時間を作って会ってくれたという気持ちを持って臨みたいですね。

面談の最後には「何か質問はありますか」と言われることがほとんどです。

「何かしら質問をしないとマイナスに思われる」という意見もありますが、無意味な質問をするくらいならば何もしないほうがましかと個人的には思います。ただし、疑問に思う点は素直に聞いて問題ないと思います。

私はいくつか質問を考えていき、面談の間にすべて解消してしまった場合は「詳しく説明していただけてよくわかりましたので、特にございません」と答えていました。こう答えた面談でもちゃんと受かりましたよ。

私が考えていった質問は、前回の記事で確認できます。

結果の連絡

さて、面談が終了すると、派遣会社の担当者に「いかがでしたか」などと聞かれるので、就業する意思が固まっている場合はぜひ働きたい旨を伝え、いつまでに結果の連絡がくるのか確認しましょう。

疑問に思う点があれば聞いてみるべきですし、もし就業を迷うもしくは断りたい場合ははっきりと伝えましょう

採用の場合、就業日や初日の持ち物などの連絡がきます。翌日から来てくださいということもあるので、結果の連絡を待っている間にもいつでもお仕事をスタートできる準備をしておくとよいですね。

また、不採用の場合は「今回は残念ながら・・・」という連絡がきます。不合格の連絡を受けるとやはり少し落ち込みますよね。

「もしお差し支えなければ、今後の参考にするために不採用の理由を教えていただけないでしょうか」と派遣会社の担当者に聞いてみてもいいかもしれません。私は、「他社さんで進めていた方が採用になったようで・・・」「経験が不足していたと判断されたようです」と言われたことがあります。

「そうか、今度からは自身のスキル・経験で問題ないかを事前によく確認してから応募しよう」と参考になりました。

派遣の面談を受けて学んだこと

◎同時進行でどんどんエントリー

始めは「同時進行でエントリーしたら相手先に悪いかな」などと思ってしましましたが、私の登録した派遣会社はむしろどんどんエントリーすることをおすすめしてました。エントリーしても社内選考で落ちることも、職場面談後に落ちることもありますし。

複数の派遣会社でどんどんエントリーするのが、早くお仕事を決めるコツです。

◎とにかくスピードが速い

進みが早い案件ではエントリーして2日後から就業ということもありえます。すぐに職場見学になってもよいように、エントリーしたらすぐに準備を整えたいですね。

◎面談で落ちても気にしすぎない

やはり就業先との相性もあります。私は面談で不採用になっても「よりふさわしい会社があるはず!」と前向きにとらえるようにしたところ、不採用になった企業よりも条件がよい企業に勤めることができ、「あの時、あっちの企業は不採用で結果的によかった」と思えましたよ。

派遣会社はまずは登録しておくことが大事です。インターネットでの登録の後に、登録会を経ないと応募ができないことも多いです。よい求人は応募があっという間に締め切られます(数時間のことも)。いい案件を見つけてから登録しようでは遅いですよ。

また、特定の転職支援会社・派遣会社にしか出ていない案件もあるので、複数の転職支援会社や派遣会社への登録は基本といえるでしょう。私も何社か派遣会社に登録してたくさん求人を見ることで、とてもよい仕事を見つけることができました。

例えば、求人が豊富なリクルートスタッフィングは、私も登録しています。

リクルートスタッフィングの簡単登録はこちらから。

リクルートスタッフィング

登録しないでも今掲載されているお仕事の情報を見ることができるので、まずは興味のある求人が掲載されているか確認してみましょう。人気の仕事は掲載期間がとても短いです。

リクルートスタッフィングの登録は、この記事を読んでからだとスムーズです。

職場見学の事前準備について知りたい方は、前回の記事をどうぞ!

職場見学後に辞退できるかなどの様々な疑問についてまとめた記事もあります。

失業給付を受給しながら就職活動をしている方へ。