テレビCMなどでもよく見かける楽天カード。どんなクレジットカードか、作るとお得なのか気になっている方も多いかと思います。
私も楽天カードを持っていますが、楽天市場での買い物などで楽天カードを使うと、とにかくポイントがザクザク貯まります。
今回は、楽天カードを実際に使ってわかったメリットやデメリット、どんな人が楽天カードを作るとお得か、もっとポイントを貯めるワザを紹介していきます。
基本情報
楽天カードの基本情報をまとめます。
出典:楽天カード
年会費
楽天カードの年会費は、永年無料です。
普段の買い物で1%ポイント還元
楽天カードは通常のショッピングで100円につき楽天スーパーポイントが1ポイント貯まります。還元率にすると1%です。ゴールドカードであってもポイント還元率が1%であるクレジットもあるなかで、年会費無料でありながら還元率1%は十分に納得のいく水準です。
また、会計ごとではなく月の利用金額合計(税込)に対してポイントが貯まるのも、会計ごとの端数を無駄にすることがなく嬉しい点です。
楽天スーパーポイントは、1ポイント1円から楽天市場や楽天トラベルなどのサービス、街のお店で使えるので使い勝手もいいです。
メリット
楽天カードを実際に使ってわかったメリット8点をまとめます。
①年会費が永年無料
楽天カードはなんと言っても年会費が永年無料。
たとえ、カードを作ったのに使わなかったとしても損をすることがありません。
②楽天市場でポイント最大3倍
楽天市場でのお買物のために楽天カードを作るという人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、楽天カードを使って楽天市場でショッピングをすると、楽天スーパーポイントが最大3倍になります。
※特典進呈には上限や条件があります
楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)というサービスで、楽天カードで決済すると上乗せポイントがつくためにポイントが最大3倍になる仕組みです。
「楽天市場利用ポイント1%(※)」+「楽天カード利用通常ポイント1%」+「楽天カード利用特典ポイント1%」という内訳です。
(※)楽天市場は楽天カードを持っていなくても1%のポイントがつきます。
例えば、楽天市場で楽天カードを利用して1万円の買い物をした場合、次のようにポイントがつきます。
楽天市場利用ポイント1% | 100ポイント |
楽天カード利用通常ポイント1% | 100ポイント |
楽天カード利用特典ポイント1% | 100ポイント |
合計 | 300ポイント |
楽天カードを持っていない人と持っている人では、楽天市場で買い物した場合にもらえるポイントにどのくらいの差が出てくるのかまとめました。
利用額 | 楽天カードなし | 楽天カードあり | 獲得できる ポイントの差 |
10,000円 | 100 ポイント | 300 ポイント | 200ポイント=200円相当 |
50,000円 | 500 ポイント | 1,500 ポイント | 1,000ポイント=1,000円相当 |
100,000円 | 1,000 ポイント | 3,000 ポイント | 2,000ポイント=2,000円相当 |
200,000円 | 2,000 ポイント | 6,000 ポイント | 4,000ポイント=4,000円相当 |
300,000円 | 3,000 ポイント | 9,000 ポイント | 6,000ポイント=6,000円相当 |
つまり、楽天市場でショッピングをするならば楽天カードを作らないと確実にもったいないです!
なお、楽天市場で年間約10万円以上(月平均で9,000円程度)ショッピングをするならば、楽天ゴールドカード(年会費2,160円)のほうが年会費以上にお得になります。
「10万円も利用するかな」と思った人も、1か月平均で9,000円程度なので、生活用品なども含めネットショッピングするならばすぐに10万円はいってしまう可能性がもあります。わが家は米や飲料を楽天市場で買って貯めたポイントでまた生活用品を買っています。
しかも、楽天カードは年会費が無料であるにもかかわらず、入会キャンペーンがお得です。
③楽天トラベルでポイント2倍
さらに楽天カード会員は、楽天カードを使って楽天トラベルを利用すると、楽天スーパーポイントが2倍になります。
例えば、楽天トラベルで3万円の旅行代金を楽天カードで決済した場合、次のようにポイントがつきます。
楽天トラベル利用ポイント1% | 300ポイント |
楽天カード利用通常ポイント1% | 300ポイント |
合計 | 600ポイント |
旅行代金ということで楽天トラベルでの利用金額は大きくなる傾向にあるので、+1%のポイントは大きいです。
楽天カードを持っていない人と持っている人では、楽天トラベルを利用した場合にもらえるポイントにどのくらいの差が出てくるのかまとめました。
利用額 | 楽天カードなし | 楽天カードあり | もらえる ポイントの差 |
30,000円 | 300 ポイント | 600 ポイント | 300ポイント=300円相当 |
50,000円 | 500 ポイント | 1,000 ポイント | 500ポイント=500円相当 |
100,000円 | 1,000 ポイント | 2,000 ポイント | 1,000ポイント=1,000円相当 |
300,000円 | 3,000 ポイント | 6,000 ポイント | 3,000ポイント=3,000円相当 |
500,000円 | 5,000 ポイント | 10,000 ポイント | 5,000ポイント=5,000円相当 |
つまり、楽天トラベルを利用するならば楽天カードを作らないと確実にもったいないです!
よく出張に行く機会があり、立て替えをしている人は、楽天トラベル+楽天カードでかなりお得になります。家族旅行に1回行くだけでももちろんメリットはあります。
④街でお得なお店
街でも楽天カードを使うとお得にポイントが貯まるお店があります。
店舗一例
ポイント数 | |
ローソン (※) | 2% |
ENEOS | |
庄や | |
個室居酒屋 くいもの屋わん | |
はなの舞 | |
カラオケの鉄人 | |
世界の山ちゃん | |
てもみん |
※ローソンはエントリーが必要。
通常、街のお店で楽天カードで決済すると、1%分(100円につき1ポイント)のポイントがつきますが、これらのお店では2%分(100円につき2ポイント)のポイントが貯まります。
ローソンやENEOSなどを普段よく使う人には嬉しい還元率2%です。
その他に楽天ポイントカードと併せて使うことでポイントがお得に貯まるお店もあります。
例えば、大丸や松坂屋、コナカ、スーツセレクト、くら寿司などで楽天カードで決済して楽天ポイントカードを提示すると、楽天カードの支払いで1%+楽天ポイントカードの提示で1%の合計2%のポイントが貯まります。
個人的には楽天ポイントカードを持ち歩くより、楽天ポイントクラブアプリ(無料)をダウンロードするのが断然おすすめです!
右上のバーコードマークをクリックすると、このようにバーコードが表示されます。
レジでこの画面を表示すればよいだけなので、楽天ポイントカードを持ち歩く必要がなくお財布をすっきりさせられます。
⑤海外旅行傷害保険
楽天カードには海外旅行傷害保険が付帯されています。
楽天カードの海外旅行傷害保険の補償内容と保険金額は次のとおりです。
年会費 | 本人カード | 永年無料 |
家族カード | 永年無料 | |
補償対象 | 本人会員・家族会員 | |
付帯条件 | 利用付帯 | |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 | |
傷害治療費用 | 200万円 | |
疾病治療費用 | 200万円 | |
賠償責任 (免責なし) | 2,000万円 | |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 20万円 | |
救援者費用 | 200万円 |
※携行品損害、救援者費用は年間限度額。
年会費無料のクレジットカードには海外旅行保険が付帯されていないことも多いです。楽天カードは年会費無料にも関わらず、傷害治療費用・疾病治療費用が1事故・1疾病につき200万円まで補償されるという充実した内容になっています。
注意点は、「利用付帯」であることです。
利用付帯とは利用条件(旅行代金などをカードで支払う)を満たすことで保険が有効になる仕組みです。具体的に旅行代金のどの部分をカードで支払えばよいかは、クレジットカードによって若干異なることがあるのでホームページや約款で確認します。
楽天カードは、次のいずれかの代金を楽天カードで決済して初めて保険が適用になります。
①日本を出国する以前に自宅から出発空港までの交通費(航空機、電車、船舶、バス、タクシーなど)を楽天カードで支払っていること
②日本を出国する以前に海外旅行代金(パック旅行代金など)を楽天カードで支払っていること
①、②どちらかを満たしていれば、利用付帯の条件はクリアです。領収書など証明になる書類の提出は不要です。
例えば①では、最寄り駅から空港に行くまでの電車や成田エクスプレスなどの料金を楽天カードで支払うだけで保険が適用になります。
自動付帯(カードを契約しているだけで自動的に保険がついてくる)で保険がついてくるほうがより楽ですが、利用付帯であってもその利用条件を満たすのは難しくありません。
⑥家族カードも年会費無料
楽天カードは、家族カードも年会費が永年無料です。
家族カードは、「生計を同一にする配偶者、親、子供(18歳以上)」の家族であれば、本人カード1枚につき5枚まで作ることができます。
家族カードを作っておくメリットとしては、家族会員も海外旅行保険が適用になることが挙げられます。家族カードも本人カード同様に保険を適用するには利用条件を満たす必要がありますが、最寄り駅から空港までの交通費を楽天カードで支払えば簡単にクリアです。
⑦ポイントが1ポイント1円から使える
楽天カードの利用で貯まる楽天スーパーポイントは、1ポイント1円から使えるので貯まったポイントを無駄にする心配がありません。
楽天カードよりポイント還元率がよくても貯まったポイントを使いづらいクレジットカードもあります。例えば、3,000ポイント貯まらないと使えない、100ポイント単位でしか使えないというポイント制度はやや使いにくいといえるでしょう。結果としてポイントを貯めたものの利用できずに有効期限を迎えてしまったということも起こりえます。これだと還元率が高くても意味がないですよね。
しかも、楽天スーパーポイントは、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天サービスで利用できるのはもちろんですが、街の提携店でも利用できます。利用できる機会が多いので、無駄なく使い切れるよいポイントサービスです。
⑧入会キャンペーンがお得
楽天カードは年会費が無料であるにもかかわらず、入会キャンペーンがかなりお得です。
年会費無料のカードは数多くありますが、入会キャンペーンがなかったり、もらえても500円相当程度だったりということもよくあります。楽天カードはかなり太っ腹です。
「すべてのポイント(5,000円相当)をもらうにはクリアしにくい条件があって面倒なのでは」と思う方もいるかもしれませんが、入会でもれなく2,000ポイント、申し込み日の翌月末までにカードショッピングを1回以上利用(1円以上いくらでもOK)で3,000ポイントとポイントを全額もらうための条件がすごい緩いです(○万円以上利用しないとポイントがもらえないというキャンペーンを実施しているカードがほとんどなので)。
デメリット
私が楽天カードを使っていて感じたデメリットをまとめます。
①期間限定ポイントの期限が短め
楽天市場でのショッピングで獲得できるポイントのうち楽天カード利用特典ポイント2%分は、期間限定ポイントです。
付与された翌月末までが利用期間です。気をつけないとうっかり失効してしまいます。
「使い道を考えていなかったけど期限切れになりそう」という時は楽天市場で送料込みの生活必需品を買うのがおすすめです。
楽天市場の検索バーで「1000円 送料無料 ポッキリ」などと検索することができます。
「100円 送料無料 ポッキリ」、「500円 送料無料 ポッキリ」など少額の商品もあります。
わが家は、使い切れなくて余りそうな期間限定ポイントは、うどんやそば、レトルトなどを買うことが多いです。別の方法としてミスドで楽天スーパーポイントを利用してドーナツを買っておやつにすることもあります。
期間限定ポイントは楽天サービスでも街のお店でも使えて、ポイントを使用すると自動的に期間限定ポイントから消費される仕組みです。注意していれば、普段のお買物で使い切ってしまえるかもしれません。
②ETCカードが有料
楽天カードはETCカードを発行することができますが、ETCカードの年会費は540円(税込)かかります。
年会費無料のクレジットカードではETCカードも無料というカードもある中で、有料なのは少し残念な点です。ただし、楽天ETCカード申込時点の楽天PointClubの会員ランクが「ダイヤモンド会員」・「プラチナ会員」の場合は、ETCカードの年会費は初年度無料です。
なお、本人会員のみETCカードを契約できます(家族会員用にETCカードを作ることはできません)。
参考:楽天ETCカード
③コールセンターが有料で営業時間が短い
楽天カードのコールセンター(コンタクトセンター、オペレーター対応)は、有料のナビダイヤル(0570)です。
私はカケホーダイプランに入っているので、ナビダイヤルでない電話番号にかけていて電話代が発生していませんが、そうでないとしたら気軽には電話をしづらいです。
また、営業時間も9:30~17:30と短いです。お勤めの方は平日は営業時間内に電話をするのが難しいかもしれません。
カード会員であればメールでの問い合わせもできますが、やはり電話だと楽ですし不明点をすぐに確認できますよね。
ただし、その分ホームページは充実していて、各サービスの利用ガイドが掲載されています。
楽天カードを作るとお得な人
これまでの紹介したメリットを踏まえると、楽天カードを作るとお得な人はこんな人です。
○年会費無料のクレジットカードがほしい
⇒ 本人カード・家族カードともに年会費は永年無料!
○楽天市場を利用する
⇒ 楽天カード決済でポイント最大3倍!絶対にお得!!
(特典進呈には上限や条件があります)
○楽天トラベルを利用する
⇒ 楽天カード決済でポイント2倍!
○無料で海外旅行傷害保険に加入したい
⇒ 傷害治療費用・疾病治療費用がそれぞれ200万円までなど充実(ただし、利用付帯)
○ネットや街のお店でポイントを効率的に貯めたい・使いたい
⇒ ショッピングやサービスで貯まって、1ポイント1円から様々な用途で使える
まとめ
楽天カードのメリットは次の8点です。
①年会費が永年無料
②楽天市場でポイント最大3倍(特典進呈には上限や条件あり)
③楽天トラベルでポイント2倍
④街でお得なお店
⑤海外旅行傷害保険
⑥家族カードも年会費無料
⑦ポイントが1ポイント1円から使える
⑧入会キャンペーンがお得
年会費無料なので、楽天市場で買い物をするという人は作っておいて絶対に損はないです。
海外旅行に行く人にもメリットがあります。
「すべてのポイント(5,000円相当)をもらうにはクリアしにくい条件があって面倒なのでは」と思う方もいるかもしれませんが、入会でもれなく2,000ポイント、申し込み日の翌月末までにカードショッピングを1回以上利用(1円以上いくらでもOK)で3,000ポイントとポイントを全額もらうための条件がすごい緩いのでおすすめです。
楽天カードの申し込みの流れや配達までに実際にかかった日数をまとめました。
楽天市場で年間約10万円以上ショッピングをするならば、楽天ゴールドカード(年会費2,160円)のほうが年会費以上にお得になります。