卒業旅行やサークル旅行で海外に行くという方も多いのではないでしょうか。
そんな時クレジットカードに海外旅行保険が付帯されていると便利です。年会費が発生しないにも関わらず充実した海外旅行保険が付帯しているクレジットカードもあります。
今回は、学生・若年層におすすめの海外旅行保険付きクレジットカードの中で特におすすめな3枚を紹介します。
おすすめの3枚はこれ!
学生・若年層におすすめの海外旅行傷害保険付きクレジットカードは、次の3枚です。
○セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
○エポスカード
○楽天カード
いずれも年会費が無料(セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは26歳になるまで無料)という観点から選んでいます。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード
ダントツでおすすめなのがセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードです。
出典:セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード公式サイト
おすすめな理由
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードがおすすめな理由をまとめました。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険がおすすめな理由
26歳になるまで年会費がずっと無料
自動付帯(カードを持っているだけで何もしなくても保険が適用)
無料なのに充実した補償内容
海外旅行で役立つその他の特典が豊富
即日発行が可能 (ICチップ機能のないカードのみ※)
海外でのカード利用でポイント2倍
カードの利用で貯まる永久不滅ポイントは有効期限なし
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードでは、U25応援キャンペーンを実施中で通常3,000円+税の年会費が26歳になるまでずっと無料です。(申し込み方法に注意が必要なので後述)。
海外旅行傷害保険以外にも手荷物無料宅配サービス(復路)や海外アシスタンスデスクなど海外旅行で役立つその他の特典が豊富です。
また、最短で即日発行できるのは大きなポイントです。「海外旅行が近いのに海外旅行傷害保険付きクレジットカードを作るのを忘れていた」という時にとても助かります。
※ セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは2018年8月よりICチップが導入されました。ただし、来店での受け取り(最短即日発行)の場合は、ICチップ機能のないカードとなります。ICチップ機能ありを希望する場合は、即日発行ではなく通常の郵送受け取りを選択して下さい。
入会条件・基本情報
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの入会資格は以下の2点です。
つまり、18歳以上であれば未成年でも学生でも申し込み可能です。
また、U25応援キャンペーンという若年層向けキャンペーンを実施しています。(後述)
海外旅行傷害保険の補償内容
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行傷害保険の補償内容は次のとおりです。
保険の種類 | 保険金額 |
自動付帯 | |
保険期間 | 90日間 |
傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
傷害(ケガ)治療費用 | 300万円 |
疾病(病気)治療費用 | 300万円 |
賠償責任 (免責金額1,000円) | 3,000万円 |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 30万円 |
救援者費用 | 200万円 |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの最大のメリットの1つが自動付帯であることです。
クレジットカードの海外旅行保険には、「自動付帯」と「利用付帯」があります。
自動付帯は、名前の通り自動的についてくる保険で、クレジットカードを契約しているだけで自動的に保険が適用されます。
利用付帯は、旅行代金などをカードで支払うという利用条件を満たすことで保険が有効になります。具体的に何の料金をカードで支払えば有効になるかは、クレジットカードによって若干異なることがあるのでホームページや約款で確認します。
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの海外旅行保険は自動付帯であるため、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードを持っている会員は何もしなくても保険が適用になります。
他のクレジットカードと比較して補償額が大きいのも特長です。
実際に発生する可能性が高い傷害(ケガ)・疾病(病気)の治療費用がそれぞれ300万円と充実しています。
また、カメラをうっかり落としてしまい壊してしまった、バッグを盗まれてしまったといった際に補償される携行品損害が30万円とこの後紹介する他のクレジットカードより大きい金額になっています。
年会費を無料にするには(注意!)
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、U25応援キャンペーンを実施中です。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、申し込み方法によって利用できる入会キャンペーンが異なります。U25応援キャンペーン対象サイトからの申し込みのみ26歳までの年会費無料が適用になるとのことです。間違えた入り口から申し込んでしまうと、とてももったいないということですね。
なお、当ブログのバナーから申し込んでいただくとU25応援キャンペーンの対象になります。
学校を卒業した後でも26歳になるまでずっと無料なので、若年層で海外旅行傷害保険がついたクレジットカードを探している人には一番おすすめです。なお、その間に家族ができても、本人会員の年会費が無料の間は家族カード(ファミリーカード)も年会費無料です。
ちなみに26歳以降もセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードを使いたいという場合は、年会費3,000円+税が発生します。カードの年会費としてはそこまで高くはないのですが、もちろん年会費が発生する前に解約も可能です。
なお、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードを使っていると、ワンランク上のセゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードにランクアップできるチャンスができます。セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは、持っているだけで家族全員に海外旅行傷害保険が自動的に適用になります。家族カードを作れない子供も対象なので、将来的に家族ができたら家族旅行のためにゴールドに切り替えるのも手かもしれません。
デメリット・注意点
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの主なデメリットや注意点です。
空港ラウンジサービスが利用できない
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードには空港ラウンジサービスは付帯していません。
国内利用でのポイント還元率が0.5%と高くはない
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードでショッピングをした場合は、1,000円ごとに1ポイントの永久不滅ポイントが貯まります。
永久不滅ポイントは交換する商品により還元率が異なりますが、人気のAmazonギフト券に交換した場合で還元率は0.5%です。高還元率といわれる他のクレジットカードが還元率1%程度なので、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは決して還元率が高いとはいえません。ただし、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードのポイント制度の最大のメリットは、付与されるのが永久不滅ポイントであることです。高い還元率でポイントをためても有効期限内に使い切れなければ意味がありません。その点、永久不滅ポイントはポイントが失効する可能性がなく、確実に利用できるポイントといえます。
エポスカード
エポスカードは年会費が永年無料であるにもかかわらず、海外旅行傷害保険が自動付帯(カードを持っているだけで何もしなくても保険が適用)されていることで有名です。
ただし、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードのほうが傷害・疾病治療費用が大きくおすすめなので、セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードの審査に落ちてしまった場合や2枚持ちでさらに補償を大きくしたいという人におすすめです。
おすすめな理由
エポスカードがおすすめな理由をまとめました。
エポスカードの海外旅行傷害保険がおすすめな理由
年会費が永年無料
自動付帯(カードを持っているだけで何もしなくても保険が適用)
即日発行が可能
マルイで年4回10%オフ
居酒屋、カラオケなどの割引が豊富
マルイのセールには必ず行く、ビックエコーなどによく行くという人は、エポスカードは海外旅行保険に関係なく作っておくとお得です。例えば、マルイのセールで1万円の買い物をした場合は1,000円オフなので、それだけでエポスカードを作るメリットを実感できます。
また、エポスカードが即日発行できるのは大きなポイントです。「海外旅行が近いのに海外旅行傷害保険付きクレジットカードを作るのを忘れていた」という時にとても助かります。
入会条件・基本情報
18歳以上の方(高校生を除く)
未成年は親権者の了解が必要
海外旅行傷害保険の補償内容
エポスカードの海外旅行傷害保険の補償内容は次のとおりです。
保険の種類 | 保険金額 |
自動付帯 | |
保険期間 | |
傷害死亡・後遺障害 | 500万円 |
傷害(ケガ)治療費用 | 200万円 |
疾病(病気)治療費用 | 270万円 |
賠償責任 (免責なし) | 2,000万円 |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 20万円 |
救援者費用 | 100万円 |
参考:エポスカード
自動付帯である点は大きなメリットです。
また、年会費無料であるにも関わらず、傷害(ケガ)治療費用が200万円、疾病(病気)治療費用が270万円というのは、他のクレジットカードと比較すると充実しているといえます。
デメリット・注意点
エポスカードの海外旅行傷害保険の主なデメリットや注意点です。
空港ラウンジサービスが利用できない
エポスカードでは空港ラウンジサービスは利用できません。
ポイント還元率が0.5%と高くはない
エポスカードのポイント付与は200円につき1ポイントと還元率にして0.5%です。
マルイのセールでの10%割引は大きいですが、マルイを利用しないという人にはメリットが出にくいです。そういった人にとっては普段使いのクレジットカードにするにはポイント還元率の面で少しもったいないので、海外旅行傷害保険用の1枚と考えてもよいかと思います。
楽天カード
楽天カードは普段使いでもお得にクレジットカードを利用したいという方におすすめです。
おすすめな理由
楽天カードがおすすめな理由をまとめました。
楽天カードの海外旅行傷害保険がおすすめな理由
年会費が永年無料
団体旅行にも最適
普段のショッピングでも還元率1%
楽天市場でポイント最大3倍
入会キャンペーンがお得
楽天カードは、楽天市場を利用する人には必携のクレジットカードです。
また、楽天市場以外の普段の利用でもポイント還元率が1%なので、普段使いのクレジットカードとしても重宝します。
海外旅行傷害保険の補償内容
楽天カードの海外旅行傷害保険の補償内容は次のとおりです。
保険の種類 | 保険金額 |
利用付帯 | |
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害(ケガ)治療費用 | 200万円 |
疾病(病気)治療費用 | 200万円 |
賠償責任 (免責なし) | 2,000万円 |
携行品損害 (免責金額3,000円) | 20万円 |
救援者費用 | 200万円 |
これまで紹介した2枚と比較して、利用付帯である点には注意が必要です。
利用付帯というのは、“旅行代金”などをクレジットカードで決済した場合のみ保険が適用になる仕組みです。何が“旅行代金”にあたるかはクレジットカードによって異なります。楽天カードは日本を出国する以前に自宅から出発空港までの交通費または海外旅行代金を支払っていれば利用付帯の条件をクリアできます。
例えば空港までの交通費を楽天カードで支払うだけで保険が適用になるので、利用付帯といえども難しい条件ではないですね。成田エクスプレスなどの料金を事前に楽天カードで決済してしまえば、当日「うっかり楽天カードを使い忘れた!」ということもなく安心です。
デメリット・注意点
楽天カードの海外旅行傷害保険の主なデメリットや注意点です。
利用付帯
利用付帯である点は注意が必要です。
空港ラウンジサービスを利用できない
楽天カードは空港ラウンジサービスを利用できません。
年会費2,160円の楽天ゴールドカードは、国内28の主要空港とハワイ/ダニエル・K・イノウエ国際空港、韓国/仁川空港ラウンジが年間2回まで無料で利用できます。
例えば、羽田空港のエアポートラウンジの利用料金は1,080円(税込、大人1名)、福岡空港のくつろぎのラウンジTIMEの利用料金は1,080円(税込、大人1名)なので、行きと帰りにラウンジを1回ずつ利用すれば、楽天ゴールドカードの年会費の元が取れてしまう計算です。
<追記>2018年9月1日より、楽天ゴールドカードの国内空港ラウンジサービスは、年間(9月1日~8月31日)2回まで無料に改定となりました(3回目以降は一般料金)。
参考:楽天ゴールドカード サービス変更に関してのお知らせ
即日発行はできない
楽天カードは即日発行はできません。カードの発行までには約10日かかります。
海外旅行が間近に迫っている場合は即日発行できるクレジットカードを申し込むのが安心です。
まとめ
年会費が無料であるにも関わらず海外旅行傷害保険が付帯されているクレジットカードについてまとめました。
それぞれメリットが大きいので、すべて作っておくのもありかと思います。
どれか1枚だけということでしたら年会費が26歳になるまでずっと無料のセゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードが自動付帯で補償額が大きいのでおすすめです。
補償内容は変更されることもあるので、不明な点は出国前に余裕を持ってカードの問い合わせ先に確認しておきましょう。