電話での相談は求職活動実績になるの?ハローワークで実際に認定された簡単な方法

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(本ページの情報は執筆当時のものです。最新の情報とは異なる場合があります)

こちらで紹介するのは、都内の某ハローワークで私が実際に失業保険を申請していた際(2016年)の情報です。ハローワークによって、認定の基準が異なることがあります。また、認定の基準が変更になる可能性もあります。実際に実施する際は、必ず所轄のハローワークにご自身で確認してからにしてください。

求職活動実績になるもの・ならないもののまとめはこちら。

派遣会社への電話での職業相談も求職活動の実績になるか

失業して再就職先を探している際に強い味方になるのが失業給付です。失業給付を受給できると、生活の心配をせずに就職活動ができますね。

私も先日失業した際は失業給付を受給しながら再就職先を探しました。

失業給付を受給するためには、一定期間内に決められた回数の求職活動の実績があることが必要です。人によりいろいろなパターンがありますが、おおまかに4週に2回以上の求職活動実績が必要となります。

私は派遣会社に登録していたので、応募には至らなくても電話で求人内容の詳細について確認したり、自分のスキルで応募可能か相談したりといった行動はかなりの回数していました。

ハローワークの窓口で「登録している派遣会社に電話で求人の詳細を聞くのは求職活動実績に含まれますか」とダメ元で聞いてみたところ、「含まれます」との回答が返ってきました。てっきり派遣会社の担当者と面談をしないといけないと思い込んでいたので意外でした。

でも、ハローワークの窓口担当者が間違えていたという可能性もゼロではないかも・・・念には念をと求職活動実績について少し調べてみることにしました。

インターネット上でも「担当者と会って相談しないとダメ」「電話での相談はカウントされない」といった情報も見られますし、私同様に考えている方もいそうなので、今回私が確認した内容を共有できればと思います。

私が実際に認定された中で簡単と思った求職活動実績について別の記事にまとめました。

ネットでの応募などが求職活動実績になるか知りたい方はこちら。

求職活動の実績となるものとは

ハローワークが配付する「雇用保険受給資格者のしおり」によると求職活動の実績となるものは、おおまかに次のとおりです。

失業の認定における求職活動実績となるもの

(1)求人への応募(応募書類の送付、面接)

(2)ハローワークが実施するもの

求職申込み、職業相談、職業紹介等

(3)許可・届出のある民間事業者等(民間職業紹介業者、労働者派遣事業者、地方公共

団体)が実施するもの

求職申込み、職業相談、職業紹介、求職活動方法等を指導するセミナー

(4)公的機関等(独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構、地方公共団体、求人

情報提供会社、新聞社)が実施するもの

職業相談、個別相談ができる企業説明会等

(5)再就職に資する各種国家試験、検定等の資格試験を受験

(「雇用保険受給資格者のしおり」から抜粋(一部省略))

登録している派遣会社の求人に対する相談は、(3)に当たります。たしかに対面か電話かなどの手段は限定されていないですね。

ただし、次のものは求職活動実績にカウントされないので注意が必要です。

  • 単なるハローワーク、新聞、インターネット等での求人情報閲覧
  • 単なる知人への紹介依頼
  • インターネット等による民間職業紹介事業者、労働者派遣事業者、地方公共団体の行う無料職業紹介事業への単なる登録

ただし、登録に際して希望条件面等について話し合う場合、具体的な派遣先や求人の提示があり、それに答える場合など、民間職業紹介事業者、労働者派遣事業者、地方公共団体の行う無料職業紹介事業との間でやりとりがあれば求職活動実績になります。
(「雇用保険受給資格者のしおり」から抜粋)

つまり、派遣会社に単に登録しただけや派遣会社のマイページで求人を検索しただけでは求職活動実績とはならないということです。但し書き以降の内容(上記の赤字部分)でも対面か電話かなどの手段の限定はされていないですね。

この情報をもとに考えれば、派遣会社の求人内容について電話で問い合わせることは、職業相談として求人活動実績にカウントされると考えることができそうです。

ハローワークに電話で確認してみた

より確実にするために実際にハローワークに電話をして疑問点について聞いてみました。

先日ハローワークで『派遣会社の担当者に電話で求人内容について問い合わせる』という行為も求職活動実績となると伺ったのですが、間違いないでしょうか。
ハローワーク職員
単なる問い合わせでなく、職業相談であれば求職活動実績となります。
単なる問い合わせと職業相談の違いはなんでしょうか。
ハローワーク職員
単なる問い合わせは、例えば『この求人はすでに応募が締め切られましたか』といった仕事の具体的な内容に関わらないようなものです。
応募を前提とした具体的な相談であれば、求職活動実績にカウントされるのですね。派遣会社の担当者と実際に面談するのではなく、電話での相談でもよいということでしょうか。
ハローワーク職員
原則として実際に会って相談するということを想定していますが、電話やメールでの相談となった場合はそれも職業相談としていただいて構いません。“電話での職業相談”などその手段を記載する必要はないので、電話で相談された場合もただ“職業相談”としてください。
派遣会社からメールで『あなたに合ったお仕事の紹介です』といったような求人情報が送られてきますが、メールを受信をしただけで求職活動実績の職業紹介に当たるのでしょうか。
ハローワーク職員
求人メールを受信しただけでは求職活動実績と認められません。その求人について詳細を確認する等の派遣会社のやりとりがあれば求職活動実績となります。

やはり、以前にハローワークの窓口担当者が言ったとおり、派遣会社に電話で求人内容を確認することも応募を前提とした行為であれば、求職活動実績としてカウントされるとの回答です。

もちろん失業給付は、積極的に就職しようとする気持ちがある人のためのものです。求職活動実績を作る目的で興味のない求人について問い合わせるのはやめましょう。

今回は都内のハローワークに問い合わせたのですが、求職活動実績となるもの・ならないものの考え方は全国で統一されていないとおかしいのですが、所轄のハローワークによって異なる可能性もあります。気になる方は最寄りのハローワークに確認してみるとよいでしょう。

また、今回は派遣会社への相談について問い合わせましたが、転職支援会社の場合や企業への直接の問い合わせも同様かと考えられます。

私が実際に認定された中で簡単と思った求職活動実績についてまとめました。

求職活動実績になるもの・ならないもののまとめはこちら。

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