ドコモのシンプルプランは通話が少ないと本当にお得?注意点やメリットがあるパターンを徹底解説!

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ドコモ シンプルプランdカードGOLD
(本ページの情報は執筆当時のものです。最新の情報とは異なる場合があります)

<追記>シンプルプランやベーシックパック・ベーシックシェアパックなどの旧料金プランの新規受付は2019年5月31日をもって終了しましたが、すでに契約中の場合はそのまま継続して利用できます。(カケホーダイプラン→シンプルプランなどの旧料金プラン内での変更は一部可能)

ドコモの新料金プラン『シンプルプラン』の受付がスタートしました。

公式ホームページには“通話が少ない人のため”のプランとありますが、具体的にどのようなプランなのでしょうか。

ホームページに記載がない内容についてはドコモのコールセンターにも確認をしたうえで、プラン変更すればメリットが出るパターンを試算してみました。

今回は、ドコモの新料金プランであるシンプルプランについて、プランの概要どのような人がシンプルプランに変更してお得になるのか調べてみました。

長い記事を読むのが面倒という方は、目次の「1 シンプルプランの概要」と「5 シンプルプランに変更したほうがお得な人」から読んで頂いて、後でじっくり全体を見て頂ければと思います。

<追記> シェアパック以外に1人向けの大容量パケットパック「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」でもシンプルプランが利用可能に!
参考:ドコモ 報道発表 「シンプルプラン」をおひとりでご利用のお客さま向け「ウルトラパック」に適用拡大

実際にシンプルプランに変更しました!
ドコモのシンプルプランに変更してみた!申し込み前に絶対に確認しておきたい注意点や手順を解説。
<追記>シンプルプランなどの旧料金プランの新規受付は2019年5月31日をもって終了しましたが、すでに契約中の場合はそのまま継続して利用できます。(カケホーダイプラン→シンプルプランなどの旧料金プラン内での変更は一部可能)2017年5月24...

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シンプルプランの概要

シンプルプランの主な特徴は、次のとおりです。

主な特徴

月額980円(税抜) ※2年定期契約型の場合

Xi契約のみ契約可

ファミリー割引グループ内の国内通話が無料

○それ以外の国内通話は、30秒ごとに20円

通話をほとんどしないor家族としか通話しない人向け!

家族向けの「シェアパック」もしくは1人向けの大容量パケットパック「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」の契約が必要

家族でドコモを利用している人or大容量パケットパック契約者向け!

(2018年5月に新設されたパケットパックである「ベーシックパック」「ベーシックシェアパック」との組み合わせも可能になりました)

○家族の中の一部だけシンプルプランに変更も可能

○ずっとドコモ割プラスや更新ありがとうポイントの対象

○iPhoneも料金プランは同じ

○スマホだけでなくケータイも同じく月額980円(税抜)でプランあり

スマホだけでなくケータイでもシンプルプランは展開されていますが、この記事ではスマホの場合の料金について説明します。

月額980円(税抜)はいわゆる2年縛りがある2年定期契約型(更新時以外の解約時に9,500円の解約金が発生)の料金です。定期契約なしの場合は、月額2,480円(税抜)です。月々の差額を考えればドコモを今後半年以上契約するならば、2年定期契約型で問題ないでしょう。なお、カケホーダイプランやカケホーダイライトプランからシンプルプランに変更した場合は契約期間は引き継がれます。

やはり主な特徴の中でも注目すべきは、月額980円という低価格ファミリー割引グループ内の国内通話は無料という点です。「通話はするけれど、ほとんど家族内」という人には嬉しい内容です。

ファミリー割引グループとは

通話が無料になるファミリー割引グループには誰まで、また何回線まで登録ができるのでしょうか。

ドコモのコールセンターに確認したところ、「三親等以内の家族」で「20回線まで」ということでした。

ホームページにも詳しく掲載されていました。

ドコモ ファミリー割引
出典:ドコモ ファミリー割引とは

かなり広い範囲まで対象になるんですね。20回線まで登録できるのは家族が多い人にも安心です。

ファミリー割引グループの登録は、主回線の契約者からの申し込みが必要な場合もあります(条件によっては子回線からの申し込みも可能です)。登録したい家族の姓が違う場合などは、委任状や電話での確認が必要などパターンによって複雑なので、登録前にはドコモのコールセンターに確認しておきましょう。

受付開始日

シンプルプランの受付開始は、2017年5月24日です。

プラン料金は、申込日の翌月から適用されます。

ですので、例えば2017年5月中にシンプルプランに申し込んだ場合、6月1日から適用されます。

また、料金は日割り計算されません

例えば、2017年5月24日にカケホーダイライトからシンプルプランに変更を申し込んだ場合は、5月はカケホーダイライトの料金、6月からシンプルプランの料金が発生します。

ただし、新規契約(MNP含む)と同時の申込みの場合は、申込み月の基本使用料は日割されます。

申し込み方法

My docomo(WEB)、電話(ドコモインフォメーションセンター)、もしくはドコモショップで申し込めます。

参考:

My docomo

◆ドコモインフォメーションセンター 総合お問い合わせ

ドコモの携帯電話からの場合:(局番なしの)151
一般電話からの場合:0120-800-000



料金について

シンプルプラン自体は月額980円(税抜)とかなり安いですが、シェアパックもしくは1人向けの大容量パケットパックである「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」の契約が必要ということで、結局はいくらなのかが気になります。

(2018年5月に新設されたパケットパックである「ベーシックパック」「ベーシックシェアパック」との組み合わせも可能になりました)

料金の構成

そもそも、ドコモの料金の構成はどのようになっているのでしょうか。

一人で契約している場合と家族で契約している場合に分けて、基本的な料金について見ていきます。

1人で契約の場合に必ず発生する基本の料金】

①基本プラン(選択) + ②パケットパック(主にデータパックから選択) + ISP(300円)

家族で契約の場合に必ず発生する基本の料金】

本人:①基本プラン(選択) + ②パケットパック(シェアパックから選択) + ISP(300円)

家族:①基本プラン(選択) + ②シェアオプション(500円) + ISP(300円)

これらの基本の料金に利用状況によっては次の料金が加算・減算されます。

【利用状況によって加算・減算される料金

+ 端末代金 + オプションサービス料 - 割引

端末代金は分割払いをした場合に支払い完了まで毎月発生します。

割引は、ドコモの継続利用年数に応じてお得になる「ずっとドコモ割プラス」や端末購入時の「月々サポート」です。

シンプルプランに関連するのは、基本の料金のうち①基本プランと②パケットパックの部分です。

①基本プラン

基本プランは、「通話に関する料金」で、自身の通話スタイルに合わせて3種類から選びます。1人で契約の場合でも家族で契約の場合でも同様です。

カケホーダイプラン(月額2,700円):国内通話が24時間無料

カケホーダイライトプラン(月額1,700円):国内通話がファミリー割引グループ内無料、それ以外は5分以内無料、5分超20円/30秒

シンプルプラン(月額980円):国内通話が国内通話がファミリー割引グループ内無料、それ以外は20円/30秒

※料金は税抜表示。2年定期契約型の場合の料金。
(厳密に言うとこれ以外に通話がまったくできないデータプラン(月額1,700円)があります)

シンプルプランが登場する前は、カケホーダイプランとカケホーダイライトプランの2種類しかなかったため、通話が少ない人でも月額1,700円もするカケホーダイライトプランを選択するしかありませんでした。

通話をほとんどしない人にとって、月額980円のシンプルプランの登場はよりケータイ料金を節約できる朗報といえます。

②パケットパック

パケットパックは、「メールやインターネットの利用に関する料金」で、データ使用容量がどのくらい必要かで選びます。

具体的には、メールの送受信、動画サイトの動画の再生、Webページの閲覧などの利用です。

パケットパックの種類はデータパックシェアパックがあります。

【データパック】 ⇒ 1人での利用向けのパケットパック

パケットパック名利用可能データ量 または
利用データ量
月額料金
ウルトラデータLLパック30GB8,000円
ウルトラデータLパック20GB6,000円
データMパック(標準) (※1)5GB5,000円
データSパック(小容量) (※1)2GB3,500円
ベーシックパック (※2)
~20GB7,000円
~5GB5,000円
~3GB4,000円
~1GB2,900円

料金は税抜表示。
※1:新規契約は終了。契約中の場合は継続して利用可能。
※2:2018年5月より新設された1人向けパケットパックです。利用データ量によって、月額料金が変わります。

【シェアパック】 ⇒ 家族での利用向けのパケットパック

パケットパック名利用可能データ量 または
利用データ量
月額料金
ウルトラシェアパック100100GB25,000円
ウルトラシェアパック5050GB16,000円
ウルトラシェアパック3030GB13,500円
シェアパック15 (※1)15GB12,500円
シェアパック10 (※1)10GB9,500円
シェアパック5(※1)5GB6,500円
ベーシックシェアパック (※2)~30GB15,000円
~15GB12,000円
~10GB9,000円
~5GB6,500円

料金は税抜表示。
※1:新規契約は終了。契約中の場合は継続して利用可能。
※2:2018年5月より新設された家族向けパケットパックです。利用データ量によって、月額料金が変わります。

データパックは1人での契約向けです。

データパックには30GBを超えるプランがありません。1人でも動画閲覧等の大容量コンテンツでパケットを多く利用するため、50GB、100GB必要という場合は、1人であってもシェアパックプランを選択することになります。

一方、家族での利用ではシェアパックがお得な場合が多いです (※)

※家族がそれぞれドコモの長期利用者である場合は、シェアパックではなくそれぞれパケットパックを契約した方がお得な場合もあります(ずっとドコモ割プラスがシェアパックでは代表回線のみ適用であるのに対し、パケットパックではそれぞれの回線で適用されるため)。

たとえば、家族3人の1人当たりの月々のデータ利用料が5GBぴったりだったとします。この場合、家族それぞれがベーシックパックを契約すると、5GBまでの月額料金が適用(5,000円)されて、家族の合計料金は15,000円(5,000円×3人)ですが、家族でベーシックシェアパックを契約すると、15GBまでの月額料金である12,000円が適用されます。子回線に発生するシェアパックオプション料金の1,000円(500円×2人)を足しても13,000円であるため、シェアパックのほうがお得です。

※パケットパック料金のみの金額となります。

これらのことから、データパックは1人での契約向け、シェアパックは家族での契約もしくはパケットを多く利用する(50GB、100GB)1人の契約向けといえます。



基本プランとパケットパックの組み合わせ

基本プラン(通話に関する料金)とのパケットパック(メールやインターネットの利用に関する料金)にどのようなプランがあるかはわかっていただけたと思いますが、基本プランとパケットパックの組み合わせ方には決まりがあります

基本プラン選択できるパケットパック
カケホーダイプランデータパック (2GB5GB、20GB、30GB)

シェアパック (5GB10GB15GB、30GB、50GB、100GB)

ベーシックパック・ベーシックシェアパック

カケホーダイライトプランデータパック (2GB5GB、20GB、30GB)

シェアパック (5GB10GB15GB、30GB、50GB、100GB)

ベーシックパック・ベーシックシェアパック

シンプルプランデータパック (20GB、30GB)

シェアパック (5GB10GB15GB、30GB、50GB、100GB)

ベーシックパック・ベーシックシェアパック

※ 水色は新規契約を終了したもの。

カケホーダイプラン、カケホーダイライトプランではすべてのパケットパックから選択できるのに対し、シンプルプランでは家族向けの「シェアパック」もしくは1人向けの「ベーシックパック」、「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」の契約が可能です。つまり、1人の契約で「データSパック(2GB)」、「データMパック(5GB)」を選択していると、シンプルプランは契約できません(このふたつのパケットパックは現在のところ新規契約できませんが、契約中の方は継続して利用できます)。

シンプルプランで最も安いパターンは?

では、それを踏まえてシンプルプランで一番安いパターンはいくらなのでしょうか。
(新規契約できるパケットパックの組み合わせに限ります。)

まず、1人で契約しているパターンでは、
「シンプルプラン + ベーシックパック(データ利用量1GB以下)」のパターンが一番安いです。

1人で契約の場合の一番安いパターン】

※ 「ずっとドコモ割プラス」などによる割引を除く。

家族で契約しているパターンでは、
「シンプルプラン + ベーシックシェアパック(データ利用料5GB以下)」のパターンが一番安いです。
(同額であった「シェアパック5」は新規受付を終了しました。)

家族で契約の場合の一番安いパターン】

※ 「ずっとドコモ割プラス」などによる割引を除く。

ドコモのホームページには、シンプルプランの基本概要という項目で最低料金がいかにも1,780円のように書かれているのですが、小さく「シェアグループの子回線追加の場合」と注意書きがあります。つまり、家族(子回線)の料金は1,780円~ということです。

本人(主回線)の最低料金は上で計算したとおり7,780円です。

わかりやすく赤で注意書きを入れておきます。

シンプルプラン 基本概要(HP)注意あり
出典:ドコモ シンプルプラン(スマホ)

それでも、基本プランがカケホーダイかカケホーダイライトプランしかなかった時よりは安くなるので、「今後もドコモを使う(格安スマホにはしない予定)」というユーザーにとっては選択肢が広がって素直にありがたいです。なので、わかりにくい表記だなぁとは思いますが、やはり「格安スマホと同じくらい安い!」と思われるためにこのような表記をしているとは予想できます。
(ワイモバイルやUQモバイルの「通話もネットもコミコミで月1,980円(税抜)~」といったキャッチコピーはよく見るので、ぱっと見で「1,780円ならドコモのほうが安い」となりやすいかも?)

1人での契約ではメリットが出るのか

シンプルプランではシェアパックしか選べないことから、1人での契約ではメリットが出にくいことになります。

2017年12月27日から「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」でもシンプルプランを利用できるようになったため、大容量パケットパックを契約している1人契約者にもメリットが出るようになりました。

カケホーダイライトプランの場合】

① 基本プラン (カケホーダイライト1,700円)
__ +
② パケットパック (ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円)
__ +
③ ISP (300円)

= 8,000円/月

シンプルプランの場合】

① 基本プラン (シンプルプラン980円)
__ +
② パケットパック (ウルトラデータLパック(20GB) 6,000円)
__ +
③ ISP (300円)

= 7,280円/月

カケホーダイライトプランからシンプルプランに変更すると、月額720円安くなります。

なお、1人契約であっても30GBを超える大容量を使用するため、シェアパック50GBもしくはシェアパック100GBを契約しているという場合はシンプルプランを選択することができます。(1人契約であってもシェアパックを契約することは可能です)。

家族での契約ではメリットが出るのか

家族での契約していて家族以外の通話をほとんど使わない場合は、シンプルプランに変更すると月々のケータイ料金を大きく節約することができます

例えば、4人家族の例を見てみましょう(父を親回線とする)。

カケホーダイライトプランの場合】

父:①基本プラン (カケホーダイライト 1,700円)
____+
__②パケットパック (ベーシックシェアパック(~10GB) 9,000円)
____+
__③ISP (300円)

父の合計:11,000円

母:①基本プラン (カケホーダイライト 1,700円)
____+
__②シェアオプション料金 (500円)
____+
__③ISP (300円)

母の合計:2,500円

子1:①基本プラン (カケホーダイライト 1,700円)
_____+
___②シェアオプション料金 (500円)
_____+
___③ISP (300円)

子1の合計:2,500円

子2:①基本プラン (カケホーダイライト 1,700円)
_____+
___②シェアオプション料金 (500円)
_____+
___③ISP (300円)

子2の合計:2,500円

全員の合計18,500円/月

シンプルプランの場合】

父:①基本プラン (シンプルプラン 980円)
____+
__②パケットパック(ベーシックシェアパック(~10GB) 9,000円)
____+
__③ISP (300円)

父の合計:10,280円

母:①基本プラン (シンプルプラン 980円)
____+
__②シェアオプション料金 (500円)
____+
__③ISP (300円)

母の合計:1,780円

子1:①基本プラン (シンプルプラン 980円)
_____+
___②シェアオプション料金 (500円)
_____+
___③ISP (300円)

子1の合計:1,780円

子2:①基本プラン (シンプルプラン 980円)
_____+
___②シェアオプション料金 (500円)
_____+
___③ISP (300円)

子2の合計:1,780円

全員の合計15,620円/月

このパターンの場合、カケホーダイライトプランからシンプルプランに変更すると、毎月2,880円(+税)も安くなります。

年間にすると、34,560円(+税)!!これは大きいです。

つまり、家族での契約者がカケホーダイライトプラン(1,700円)からシンプルプラン(980円)に変更する場合、1人あたり1,700円-980円=「720円+税」が毎月お得になる計算です。

家族全員がプラン変更すれば、月々「720円×人数分+税」も安くなります。

なお、父だけカケホーダイライトプラン、その他はシンプルプランなどと基本プランは家族ごとに選択することが可能です。

「家族以外にどのくらい通話するか」を確認して、ほとんどしないという家族だけシンプルプランに変更すればOKです。

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通話をたくさんしてしまった場合どうなるか

シンプルプランにしたものの、ついついたくさん電話をしてしまった場合は通話料がかさんでしまいます。

どのくらい通話料がかかると、カケホーダイプランやカケホーダイライトプランにしておけばよかったと後悔することになるのか試算します。

カケホーダイプランとの比較

まずは、カケホーダイプランとの比較です。

シンプルプランで1か月に43分電話をする(ファミリー割引グループ内を除く)と、カケホーダイプランと同じ金額になります。

カケホーダイプラン:2,700円 + 通話料 0円 = 2,700円

シンプルプラン:980円 + 通話料 1,720円 (※) = 2,700円

※ 20円/30秒 × 43分 = 1,720円

週に換算すると家族以外に週1回10分程度の電話をする場合は、いっそカケホーダイプランにしたほうが電話の時間も気にしなくてすんでよいかもしれません。

カケホーダイライトプランとの比較

次に、カケホーダイライトとの比較はどうでしょうか。

シンプルプランで1か月に18分電話をする(ファミリー割引グループ内を除く)と、カケホーダイライトプランと同じ金額になります。

カケホーダイライトプラン:1,700円 + 通話料 0円 (※1) = 1,700円

シンプルプラン:980円 + 通話料 720円 (※2) = 1,700円

※1:すべての通話が5分以内もしくはファミリー割引グループ内だった場合
※2:20円/30秒×18分=720円

シンプルプランはファミリー割引グループ内での通話以外は、1秒かけただけでも料金が発生します。

5分以内の電話が月に数回発生する可能性がある場合は、5分以内の通話が無料になるカケホーダイライトプランのほうがお得になりそうです。

シンプルプランは「家族以外には、ほんとに電話はほとんどしない!」という方向けですね。

どのくらい通話しているか調べる方法

明細を見ると通話料金はわかりますが、内訳として家族内の通話や5分以内の通話がどのくらいあったのかは記載されていません。

その場合、料金明細発行サービス(WEB)を申し込むと、当月含め過去4か月分の通話の履歴を無料で確認することができます

料金明細発行サービス
出典:料金明細発行サービス

通話時間通話料も記載されているので、通話の状況を見直せます。

カケホーダイプランやカケホーダイライトプランを利用している人で、料金明細発行サービスで確認して通話のほとんどがファミリー割引グループ内だった場合は、シンプルプランに変更したほうがメリットが出そうです。

料金明細発行サービスは申し込みが必要なこと、申し込んでから明細が見られるようになるまで5日程度かかること、郵送の場合は作成料と郵送料がかかるのでWEB申し込み(無料)にすることなどに注意してください。



注意点

シンプルプランの主な注意点をまとめます。

1人契約で選択できないパケットパックがある

前述のとおり、シンプルプランでは家族向けの「シェアパック」もしくは1人向けの「ベーシックパック」、「ウルトラデータLパック(20GB)」、「ウルトラデータLLパック(30GB)」の契約が可能です。つまり、1人の契約で「データSパック(2GB)」、「データMパック(5GB)」を選択していると、シンプルプランは契約できません(このふたつのパケットパックは現在のところ新規契約できませんが、契約中の方は継続して利用できます)。

ファミリー割引グループ内のみ通話料無料

シンプルプランは、ファミリー割引グループ内の国内通話のみ通話料が無料です。

シンプルプランに変更する場合は、自身がどのファミリー割引グループに登録しているか念のため確認しておくと安心です。

実家の両親とファミリー割引グループを組んでいると思い込んでいたが、実際はファミリー割引グループから抜けていたなんてことになると、家族との通話に対して30秒ごとに20円かかってしまい、通話料金がとんでもないことになるおそれも・・・。

一部の割引キャンペーンの対象外になる

シンプルプランでは、一部の割引キャンペーンの適用対象外となります。

以下の割引サービスは、基本プランでは契約できません。契約中の場合は廃止となります。
Xiカケ・ホーダイ、Xiパケット定額サービス、FOMAパケット定額サービス、ファミ割MAX50、ひとりでも割50、(新)いちねん割引、継続利用割引サービス、ゆうゆうコール、WORLD CALLいっかつ割引、ビジネス割50、ドコモへスイッチ学割、ドコモの学割、学生家族いっしょ割、キッズ割、プラスiPhone割、プラスXi割、Xiデータプラン ライト割、ドコモにのりかえ割、ドコモへスイッチ割、ドコモへおかえり割 など

出典:ドコモ シンプルプラン(スマホ) ご注意事項

これらの割引キャンペーンを利用している場合は、割引額と比較してシンプルプランにしたほうがメリットが出るか考える必要があります。

月々サポートの対象

2017年5月5日時点では、シンプルプランを契約した場合に月々サポートが適用できるかは未定とのことです。

ドコモのコールセンターに確認したところ、「おそらく対象にはなると思うが、資料に記載がなくまだ決まってないようです。5月24日の受け付け開始までには決定します」とのことでした。

わかり次第追記する予定です。

5月24日追記:ドコモコールセンターによると、シンプルプランも月々サポートの対象になるとのことです。

料金は日割り計算にならない

シンプルプランに限ったことではありませんが、基本プランの基本使用料は日割り計算されません

基本プランの基本使用料は、ご利用日数にかかわらず日割り計算しません。ただし、新規契約(MNP含む)と同時のお申込みの場合に限り、お申込み月の基本使用料は日割されます。(新規契約と同時のお申込みであっても、同月内に変更・解約・廃止等(月末予約での変更・廃止の場合を除く)された場合には日割りで計算いたしません。)

出典:ドコモ シンプルプラン(スマホ)

例えば、カケホーダイライトプランからシンプルプランへの変更を5月24日に申し込んだ場合、シンプルプランの料金が適用されるのは原則として6月1日からとなり、5月分はカケホーダイライトプランの料金がかかります。

基本プラン(キッズケータイプラスを除く)間の変更の場合、同月内で最も高いプランの料金が適用され、それ以外のプランの料金はかかりません。ただし、カケホーダイライトプランおよびシンプルプランを含むプラン変更の場合、基本使用料は同月内に最も高いプランの料金が適用され、併せてカケホーダイライトプランおよびシンプルプランで契約中に発生した通話料が課金されます。

出典:ドコモ シンプルプラン(スマホ)

引用文2行目の「ただし、カケホーダイライトプランおよびシンプルプランを含むプラン変更の場合、基本使用料は同月内に最も高いプランの料金が適用され、併せてカケホーダイライトプランおよびシンプルプランで契約中に発生した通話料が課金されます。」が気になったのでインフォメーションセンターに確認したところ、カケホーダイプランもしくはカケホーダイライトプランからシンプルプランへの変更時など基本使用料が安いプランへの変更の際には考慮しなくていい文言だそうです(シンプルプランからカケホーダイプランへの変更など基本使用料が高いプランへの変更の場合は、「本日から適用」も選択できるのでその場合の注意事項とのことです)。

なお、Xi総合プラン(タイプXi にねん等)からシンプルプランへの変更の際などは、例外的に「本日から適用」も選択することができるようです。その場合は、その月の初めにさかのぼってシンプルプランの通話料が適用されるといった場合もあるので、申し込み画面の途中に出てくる注意事項をよく読んで自身が「来月から適用」と「本日から適用」のどちらがお得か考える必要があります。

eビリング割引の対象外

eビリングは、料金明細を郵送で発行するのではなくインターネットで確認するサービスです。通常はeビリングを利用することで翌月の料金から20円を割り引いてもらえますが、シンプルプランはeリビング割引の対象外です。シンプルプランでもeビリング自体は利用できますが、利用しても20円割引はされないということです。
参考:docomo eビリング

その他、個別の注意事項については、ドコモホームページを確認するかドコモのコールセンターに問い合わせてみてください。

シンプルプランに変更したほうがお得な人

以上を踏まえると、シンプルプランはこんな人におすすめです。

【家族での契約の場合】

○家族内も含め通話はほとんどしない

○家族とは長電話をするが、それ以外ではほとんど通話をしない

○父は家族以外との通話をするが、母は家族以外との通話をしない

⇒ 母のみシンプルプランに変更

【1人での契約の場合】

○ベーシックパック、ウルトラデータLパック(20GB)、ウルトラデータLLパック(30GB)を契約していて、家族も含め通話はほとんどしない

○ベーシックパック、ウルトラデータLパック(20GB)、ウルトラデータLLパック(30GB)を契約していて、家族とは長電話をするがそれ以外ではほとんど通話をしない

ほとんど通話をしていない、LINE電話などで済ませているという人はシンプルプランに変更するだけで大きく節約できます。

ドコモホームページ内でもシンプルプランの試算ができるようになっています。

シンプルプラン試算(家族2人)

参考:ドコモ かんたんシミュレーション



まとめ

2017年5月24日から受付開始のドコモの新料金プラン「シンプルプラン」家族内の国内通話が無料月額980円(税抜)です。

おそらく格安スマホに対抗しているのであろうかなりお得な料金設定です。

以下の場合は、シンプルプランを利用することが可能です。

・家族で契約している(シェアパックを利用している)

・1人で契約していてベーシックパック、ウルトラデータLパック(20GB)、ウルトラデータLLパック(30GB)を利用している

1人で契約していて「データSパック(2GB)」、「データMパック(5GB)」のデータパックを利用している場合、シンプルプランに変更することはできません(このふたつのパケットパックは現在のところ新規契約できませんが、契約中の方は継続して利用できます)。

そのうえで、上記2つに当てはまる場合、通話の状況からシンプルプランに変更すべきかを判断します。

通話に関して、カケホーダイプラン・カケホーダイライトとの違いをまとめました。

月額料金
(税抜)

ファミリー割引グループ内の
国内通話
その他の国内通話
(税抜)
こんな人におすすめ!
NEW!シンプルプラン980円無料20円/30秒・通話はほとんどしない

・家族への電話は長いけれど、
それ以外はほとんど通話しない
(ファミリー割引グループ内は無料)

カケホーダイライト
プラン
1,700円無料5分以内:無料

5分超過分:20円/30秒

・家族以外に通話はするが、
5分以内で済ませられる
(ファミリー割引グループ内は無料)
カケホーダイプラン2,700円無料・家族以外への電話が長い

「シンプルプラン」に変更して家族内以外の通話を一切しなかった場合は月額980円ですむので、カケホーダイライトプランと比較して毎月720円(税込777円)も安くなるのはかなりありがたいです。年間にすると8,640円(税込9,331円)も節約できる計算です。家族揃ってシンプルプランに変更すれば、年間8,640円(税込9,331円)×人数分も節約できます。

過去4か月間の通話履歴は、料金明細発行サービス(WEB)に申し込むと無料で申し込めるのでプラン変更検討の参考になります。

また、ドコモの公式ホームページでシミュレーションができたり、コールセンターでも不明点を教えてくれるので、これを機にケータイ料金を家族で節約してみてはいかがでしょうか。

追記:実際にシンプルプランに変更しました!

ドコモのシンプルプランに変更してみた!申し込み前に絶対に確認しておきたい注意点や手順を解説。
<追記>シンプルプランなどの旧料金プランの新規受付は2019年5月31日をもって終了しましたが、すでに契約中の場合はそのまま継続して利用できます。(カケホーダイプラン→シンプルプランなどの旧料金プラン内での変更は一部可能)2017年5月24...

わが家も実践しているケータイ料金の節約方法をもう1つ!

家族でドコモを契約しているor1人で大容量パケットパックを契約している場合、dカード GOLDを作って、大量にたまるポイントでケータイ利用料金の支払いができます

dカード GOLDは、ケータイ・ドコモ光利用料金の10%ポイント還元国内航空ラウンジの利用が無料海外旅行保険が自動付帯、ローソンで5%還元などと特典がとにかく豪華!私も初めは興味がなかったのですが、作ってみたらベストスリーに入るお気に入りクレジットカードになりました。

「dカード GOLDを作ったら、どのくらいお得になるの?」という方には、こちらの記事がおすすめ。

dカード GOLDは実際にお得?騙されたとならないための体験談と活用術!【2020年版】
dカード GOLDはドコモならば本当にお得か?dカード GOLDを実際に3年以上使い倒した体験談。「ドコモの料金10%還元だけで年会費の元は取れるのか」が簡単にわかる方法を紹介。dカード GOLDのデメリットから年会費の2倍、3倍もお得にする活用法まで。騙されたとならないために申し込み前必見。

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ドコモユーザーはdカード GOLDを作らないともったいない!!

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審査は最短5分!申し込みは簡単・インターネットで完結!

公式サイトのdカード GOLDの内容は、とてもよくまとまっていてわかりやすいです。

<NEWS>

dカード GOLDの契約者は、どんどん増えて2019年1月に会員数が500万を突破しました。ドコモユーザーにとってお得なことが知られてきたせいか、ドコモユーザーはかなりの割合でdカード GOLDを持っている計算です。

参考:dカード「dカード GOLD」の会員数が500万を突破 <2019年2月1日>

日経トレンディ2017年10月号のクレジットカード特集では、dカード GOLDがゴールドカードランキングで堂々の第1位に選ばれていました!!

dカード GOLD(日経トレンディ 2017年10月)

出典:日経トレンディ 2017年10月号(日経BP社)

dカード GOLDが実際にお得で注目度・人気が高いことが伺えます。

ドコモユーザーにとってdカード GOLDは必携クレジットカードと言えます。まだもっていないならばもったいないです!